こんにちは、T.W_nicolです。
今日からミネラルの話に戻ろうと思います。
前回までミネラルが立体構造の構築材料になっている点について、
DNAやリン脂質、ジスルフィド結合などを例に挙げて書きました。
fitnesscreator0609.hatenablog.com
今日はミネラルのイオンとしての働きを見てみます。
微生物も植物も、そしてヒトを含めた動物も、
全て電位を利用して生きています。
電気と捉えてもらえれば問題ありませんが、
医療で使用されている低周波や高周波の微弱電流はイメージしやすいですね。
専門的な表現ですがミネラルの中でも、
一価の陽イオンが中心となって反応を生んでいることがわかっています。
ミネラルは言うなれば金属ですから、
それがそのまま体内で使用されるケースは少なく、
貯蔵されている時ですらイオン化して他のたんぱく質と結合していることが多いです。
使用例は多々あります。
筋肉が収縮する際、カルシウムイオンが働くことは、
トレーナーの業界ではある意味有名です。
このブログでは細胞内外の活動を見てみます。
普段、細胞は外側にNa+(一価のナトリウム陽イオン)を汲み出しています。
そのため細胞内は負(マイナス)に帯電しているのですが、
他の細胞からの刺激が伝わった瞬間に、
Na+(一価のナトリウム陽イオン)を通すチャネルが一斉に開きます。
細胞外にあったNa+は細胞内に一気に流入します。
細胞内の電位は上昇して、マイナスに帯電していた電位はゼロを超えて、
正(プラス)に転じます。
しかし次の瞬間には、K+(一価のカリウム陽イオン)を通すチャネルが開きます。
その結果、細胞内に存在していたK+が細胞外に出ていくことで、
細胞内のプラス化にはブレーキがかかります。
引き続き起こるNa+/K+ポンプの稼働によって、
Na+が再び細胞外に汲み出されて細胞内外の電位差は元の状態に戻ります。
ちなみにチャネルとは、
細胞膜に付属している物質の入口のような働きをするポンプですね。
電位差は適正な状態がそれぞれの場所であり、
必要に応じて変化を繰り返します・
あくまで必要に応じて、ですからいつでも変化しているわけではありません。
適切な状態を保つためにチャネルやポンプが働いている、
まさに動的平衡が無数に起きているということです。
先に挙げたカルシウムイオンの例で見ても、
カルシウムを過剰に摂取し、
相対的にマグネシウムが不足している場合、
筋収縮が適切に行われないため筋痙攣が起きやすくなります。
ミネラルの摂取はこういう点を見ながら、
ということになるのです。
アメリカやドイツで進んでいる分子栄養学の領域ですね。
その他ミネラルには酵素の触媒や電子の授受、
シグナルを伝える働きなどもあります。
それらは各ミネラルの概論で詳細に触れようと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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