こんにちは、T.W_nicolです。
昨日に引き続きミネラルのイオン化について書いてみます。
吸収するためにはミネラルはイオン化されなければなりませんが、
イオン化とは水に溶けるという意味で捉えて問題ありません。
しかしどのミネラルも単体で摂取することは稀で、
サプリメントで摂取しない限りは、
食物中に含まれたミネラルを吸収することになります。
食物中に含まれたミネラルは何らかの有機化合物に結合していることが多いため、
水に入れただけでは解けない状態になっています。
その場合は胃酸や腸液などの消化液で分解されて、
初めてイオン化されます。
イオン化された後も、そのまま速やかに吸収されるかは種類によります。
例えばNa+、K+、Cl−などの一価のイオンは、
そのままイオンの状態を保ちやすい性質を持っています。
しかし、Mg2+やCa2+などの二価のイオンは、
消化液(主に膵液)で中和されると、
他の物資に結合しやすい性質を持っています。
リン酸などに結合しやすいですね。
動物性の肉や乳製品などは特にその結合物質が多く、
同時に腸内も荒らしてしまいます。
牛乳を飲むことで貧血になってしまうのは、
牛乳に大量に含まれているリン酸が、
Fe2+(二価の鉄イオン)と結合してリン酸鉄になってしまうからでした。
使用されずにそのまま排出されます。
鉄欠乏になってしまうのはそのためです。
fitnesscreator0609.hatenablog.com
二価のミネラルは吸収が難しいため、
摂取はもちろん腸内環境を整えることが肝です。
肉類や乳製品は極力控えるべきなのは、
ミネラルの吸収という観点からも言えるということですね。
明日はミネラルの体内調整について見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
※YouTubeでも健康発信を行っています。
・ダイエットの基本習慣
・炭水化物の真常識
・油で病気を防ぐための基礎知識
・腸内環境の整え方
・アンチエイジングの大原則(見た目年齢の改善方法)
※その他、ご質問はこちらからもお受けしています。
t.wakatsuki.moss0609@gmail.com