こんにちは、T.W_nicolです。
昨日に引き続きミネラルの吸収についてです。
ミネラルも他の栄養素と同様、
腸から吸収され、腸管上皮細胞内に入ります。
そして細胞内、血管内に入り身体中で活用されます。
やはり大切なのは腸管上皮細胞も細胞で、
ミネラルはリン脂質二重層(つまりは細胞膜)を通過できないため、
専用のイオンポンプやイオントランスポーターを通過します。
細胞内にも血管内にも、それらを使用しないと通過出来ないのです。
この仕組み自体が栄養素の吸収そのものを慎重に行っていることの証です。
異物が混入しないように、ということが大きな理由ですが、
異物は混入しない、栄養素は通過できる、という膜にしていないのは、
栄養素の吸収も慎重に行わないと危険だからです。
特にミネラルは金属ですから、
大量に入ってきてしまうと危険なものが多い。
昨日書いたようなイオン化しないミネラルを、
サプリメントで摂取するなど以ての外です。
なかなか吸収出来ないからこそ適切な量を保てます。
多めに摂取すべきミネラルは実は数少ないのです。
そして吸収に慎重だからこそ吸収の環境も大切。
つまり腸内環境を整えておくことが、
ミネラルだけではなく全ての栄養素の吸収に不可欠な条件です。
なぜなら腸内細菌、特に小腸内に乳酸菌、
大腸内に酪酸菌などの有機酸を排出する菌がバランス良く存在していると、
その有機酸がミネラルをイオン化してくれるからです。
腸内環境が荒れて入れば有機酸を排出する菌が減るため、
ミネラルがイオン化されないため吸収に支障が出ます。
それだけでミネラル不足になっていくのです。
明日はイオン化されないながらも天然のミネラルを、
どのように吸収しているかを見てみましょう。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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