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2023/3/20 No,3513 植物性の食性が鉄不足を回避する☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

昨日は主にヘム鉄について書きました。

一般的にはヘム鉄こそ摂取すべきという考えが横行しています。

 

今日は非ヘム鉄について簡単に。

植物性食品に含まれている鉄は、

非ヘム鉄という形態です。

ピロリン酸鉄やクエン酸鉄などの形態で、

植物に固有のファイトフェリチン内に

3価の鉄として格納されています。

 

食事によって消化管に入ったファイトフェリチンは

消化酵素によって分解されます。

その内部に格納されていた3価の鉄のうち、

生体が必要する量だけが腸管上皮細胞に存在する

鉄還元酵素(Dcytb)によって2価の鉄に変換されます。

変換直後にトランスポーター(DCT1)によって

腸管上皮細胞内に取り込まれます。

 

そして取り込んだ鉄を血管側に送り出すトランスポーター(FPN)も、

生体が必要とする分だけ鉄を体内側(基底膜側)に送り出します。

 

そのプロセスで血中に入った2価の鉄は

血液中のトランスフェリンに捕捉されて格納されます。

 

このプロセスは2価の鉄を直接取り込むよりも複雑で、

必要な量しか取り込まない分過剰症になることがありません。

植物性の食性を続けていれば本来は鉄分不足にすらならないのです。

 

このプロセスで鉄不足になるケースは

消化管に異常が起きている可能性が高いです。

少なくとも食性が原因ではないはずですね。

食性によって消化管が乱れるケースは動物性食品を主体とした

米食を続けている場合です。

 

そうでなはなく消化管に異常が起きる場合は、

過度なストレスや睡眠障害、その他何かしらの疾病を疑うべきです。

鉄が不足しているから鉄剤を飲むというのは短絡的ですね。

私もそれで貧血や免疫不全に陥りましたので。

 

基本は植物性の食性を続ける。

これが実は鉄不足を回避する最大の方法です。

 

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

 

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