FitnessCreatorのブログ

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2023/1/30 No,3463 食の変化によるマグネシウム不足☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日はマグネシウム不足の背景を身近な例を挙げて見てみます。

大きくは食生活ですが、やはり戦後の高度経済成長が大きいですね。

 

人口も増え、大量生産という名目のもと、

まずは塩からにがり成分が除かれて

塩化ナトリウムだけの食塩が主体になりました。

 

乳製品を売るための戦略として、

カルシウムこそ摂取すべきというカルシウム信仰が重視されて、

カルシウム強化商品が次々と開発されてきました。

仮にマグネシウムを適切量摂取していたとしても、

カルシウム過多になればマグネシウム不足になることは、

以前も書いてきた通りです。

 

食材中のマグネシウムも減少しています。

何度も農作物の栽培と収穫を繰り返せば、

土壌の栄養素は枯渇してしまいます。

しかし肥料には窒素、リン、カリウムの混合肥料は使用しても、

マグネシウムを多く含む苦土(くど)を使用することはありません。

植物体は葉緑素の材料としてマグネシウムを使用しますから、

マグネシウムの減少に拍車はかかるということですね。

 

食生活は戦後大きく変化し、

欧米化が一気に進んでいます。

マグネシウムは消化管の中で脂肪酸やリン酸と結合しやすく、

それは水に溶けない化合物に変化してしまいます。

本来なら腸内細菌がその化合物を分解してくれるのですが、

食の欧米化によって食物繊維の摂取が減った現代人は、

腸内環境が悪くマグネシウムの吸収が出来ないという仕組みです。

 

ここ数十年で劇的に変化した食生活は、

何万年、何十万年という年月で遺伝子レベルで適応してきた

人間の身体には無理があるということですね。

 

これらはあくまで食生活によるマグネシウムの不足を羅列したものですが、

明日は医薬品などでマグネシウムが減少してしまう例を挙げてみます。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

 

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