こんにちは、T.W_nicolです。
今日からミネラルの働きを少し細かく見てみます。
その役割は多くあり、
・浸透圧の発生やpH変動の緩衝
・骨などの生体部品の構築
・生体分子の立体構造の構築
・イオンとして電位を与える
・酵素反応における触媒作用
・電子の授受を行う働き
・シグナルを伝える働き
などが大雑把ですがその役割ですね。
一つずつ見てみましょう。
まず浸透圧ですが、これは海水で生活していた生き物が、
淡水で生活するようになり、そして陸上に上がるという進化の過程で、
身に付けざるを得なかった仕組みと言えますね。
硬骨魚類や両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類は、
同じ浸透圧を有して生きていることになります。
その浸透圧を作り調整する物質として最も影響力が高いのがミネラルです。
ミネラルは何らかの化合物を形成しているか、
水に溶けてイオンの状態になっています。
イオンの状態だとその濃度が各体内の液体で異なります。
細胞内と細胞外を例に挙げると、
細胞内と細胞外ではマグネシウムとカルシウムの濃度が全く異なります。
異なる濃度の液体2種類が膜を通して隣り合った場合、
濃度の低い液体の方から、
濃度の高い液体に向かって水が浸透しようとします。
この浸透しようとする力が浸透圧です。
浸透圧の強さは水に溶けているイオンのモル濃度に比例します。
各生物で異なりますが、
ヒトの場合は単位としてミリオスモル・パー・キログラム
(mOsm/kg)が使用されています。
ヒトの体液の場合285mOsm/kgが標準です。
例えば間質液であればNa+(ナトリウムイオン)と
Cl−(塩化物イオン)が浸透圧を多く発生しています。
また細胞内液ではK+(カリウムイオン)とリン酸イオン、
そしてMg2+(マグネシウムイオン)の順に浸透圧を多く発生しています。
リン酸イオンの場合はリンがミネラルに該当しますね。
このように体液の全てにミネラルはイオン状態で溶け込んでいます。
身体が身体として保たれるためには、体液の配分が重要です。
例えば腸管からの吸収が低いイオンを多く含む液体を飲んだ場合、
生体側は腸管内の浸透圧の上昇を抑えるために、
それに見合った腸液を分泌します。
その分老津量が多いと下痢になってしまいます。
要は薄い部分と濃い部分が適切に調整されていて、
それが乱れないようにミネラルが調整してくれているということです。
そのバランスが乱れると浮腫が出たり血圧が上がったり下がったりと、
身近な症例が出るということですね。
人間の身体も化学反応によって成り立っていますから、
何を摂取するかがこういう点でも大切ということです。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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