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2023/1/13 No,3446 カルシウムは劇物☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

昨日までミネラル全体の概論を書いてきましたが、

今日からミネラル単体の概論を書いてみます。

誰もがミネラル異常を起こす可能性が高い現代、

食性とサプリメントを適正に進めるために各論を知っておくべきと感じます。

 

まずは最も有名なミネラル、カルシウムから書いてみます。

カルシウムは現代人でも摂取不足のミネラルに挙げられますが、

本当に摂取量の問題なのかを考えてみましょう。

 

カルシウムは生命活動においてなくてはならない必須ミネラルです。

生命活動というと大げさに感じるかもしれません。

しかし1970年代、カルシムがホルモン類の指令を受けて体内の機能を調節し、

生体酵素類を活性化する働きがあることが判明されています。

 

血液中のカルシウムイオン濃度は細胞内部に比べて10000倍も高く、

そのカルシウムイオンがホルモンのメッセンジャーとして細胞内に入ります。

細胞内にあるカルモジュリンと呼ばれる受容体たんぱく質と結合すると、

構造を変えて活性化させて連鎖反応の引き金になります。

細胞が持っている機能が働き始めるのは、カルシウムイオンのおかげということ。

 

体内のカルシウムは99%が骨や歯に存在していますが、

残りの1%が血液や体液の中に含まれています。

たった1%が全細胞の生命活動を維持する上で、

トリガーとなる重要な役割をしているということですね。

 

わずかな量で効果があるということは、それだけ劇物であるということ。

ですからその1%のカルシウムは常に一定濃度に保たれていて、

・筋収縮や筋弛緩のコントロール

・情報の伝達

・出血を止める

・血液含め体液のpHをを調整する

・ホルモンの分泌

などあらゆる生命活動に関与しています。

 

大切であり劇物であるカルシウムですが、

現代栄養学はカルシウム信仰が過ぎます。

摂取量と重要性は比例するものではなく、

カルシウムを摂取すればそれでいいことはありません。

 

むしろカルシウム過剰が体内で起きてしまうと、

重篤な病気に繋がります。

あくまでカルシウムは他のミネラルやビタミンとのバランス。

リンやマグネシウムビタミンDやホルモンとの働きを、

明日から見てみます。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

 

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