こんにちは、T.W_nicolです。
今日はミネラルの排出について考えてみます。
体内で特定のミネラルが不足している場合、
考えられるのは摂取量が少ないこと、
吸収率が低いということ、
そしてもう一つが排出量が多いということです。
どのミネラルも基本的には消化管で吸収されて、
血流に乗って腎臓に達してから一度濾過されます。
マグネシウムを例に挙げると、
腎臓に達したマグネシウムイオンは、
糸球体で一度濾過されて身体に必要とされる量が尿細管によって再吸収されます。
一般的には濾過されたマグネシウムイオンの、
85%〜95%が尿細管で再吸収されると言われています。
体内のマグネシウムが不足している場合は、
再吸収量は増えて排出量が減るというシンプルな仕組みです。
再吸収量と排出量のバランスに影響を与える因子は他にもあり、
カルシウムなどの他のミネラル類の動向、
食事かららの摂取量、
体内時計(夜間はマグネシウムが多く排出されます)の影響、
複数のホルモンによるコントロールの影響、
などなどが考えられます。
しかし要は腎臓です。
腎臓の機能が低下していると全てのコントロールは狂ってしまいます。
コントロールを失えば大量にミネラルが排出されてしまうことも多く、
いかに食事やサプリメントで摂取しても排出されてしまいます。
腎臓は不要なものを一度に捨てているわけではありません。
水に溶けている低分子は一度全て捨てて、
必要なものだけを拾い上げます。
一度捨てるものを原尿と言い、そして原尿から必要なものを再吸収する役割は、
イオンポンプ、イオントランスポーター、イオンチャネルが行なっています。
細胞の機能が低下していても同じように再吸収は出来ません。
総じて、腸内環境がそれら全てに通じるものですから、
やはりミネラルの排出に腸内環境も深く関わっているということですね。
明日はホルモンとミネラルの関係を見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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