こんにちは、T.W_nicolです。
今日はカルシウムのの基本概論を書いてみます。
純粋なカルシウム(calcium)は銀色に輝く金属ですが、
比較的柔らかくナイフで削ることができます。
「カルシウム」という名前が、
石や砂利を意味するラテン語「calx(カルックス)」に由来するのも、
その柔らかさからでしょう。
カルシウムを放置するとすぐに腐食して表面から白くなります。
そして空気中の酸素や二酸化炭素、
水蒸気によって炭酸カルシウムに変化します。
炭酸カルシウムは石灰石や大理石の主成分ですが、
この変化はカルシウムは体内にある場合も進行します。
この在り方には注目すべきです。
生物の体内にあるカルシウムは、
遊離型、たんぱく質結合型、沈着型があります。
脊椎動物で骨や歯などの組織に沈着型として存在していますね。
ヒトは成人男性で約1kgのカルシウムを保有すると言われていますが、
その多くはヒドロキシアパタイト(Ca5(PO4)3(OH))の形で存在しています。
また、細胞内においては小胞体に保有されています。
血中カルシウム濃度は厳密に維持されていて、
わずかでも低下すればすぐに骨からカルシウムを補給します。
その濃度は8.4〜10.2mg/dLの範囲に保たれていて、
1mg/dLはリンなどの他のミネラルと結合し、
そして5mg/dLはカルシウムイオンとして存在しています。
ミネラルはあくまでも金属ですから、
その量は局所で異なることが前提。
ビタミンと違い濃度が厳密で摂取すら気を使う栄養素ということですね。
自分では生成できないと言われていますが、
それは過剰になると危険な場合が多いため、
物量で言えば三大栄養素よりも少ない摂取でも問題ないように進化したとも言えます。
それだけ三大栄養素よりも繊細な栄養素です。
その代表格であるカルシウム。
明日はその働きを一つずつ書いてみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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