こんにちは、T.W_nicolです。
これまでカルシウムの濃度を調整する要素について書いてきました。
濃度が乱れれば病気を引き起こすため、
消化管、腎臓、ホルモンなどの状態は適切でなければなりません。
ではカルシウムの摂取についてはどうなのか、
という事も触れてみます。
結論から言えばカルシウムの重要性と、
摂取量は比例しません。
カルシウムを多く摂っても、骨が丈夫になるわけではありません。
カルシウム濃度は厳密に調整されているのですから、
仮に多く摂取しても適切な量が各所に配分されるだけです。
ニール・バーナード博士は著書『命の食事』で述べています。
カルシウムを多く摂ったところで、
ホルモンを騙して骨を作らせることはできない。
建設作業員に余分レンガを運ばせたところで、
ビルが設計されたものより大きくならないのと同じだ。
ほとんどの人にとって重要なのはカルシウムを多く摂ることではなく、
骨からカルシウムが失われるのを防ぐことなのだ。
カルシウムはその特性上、
沈着しやすいのです。
意外に知られていないのですが、
本来あるべきところでない場所にカルシウムが増えると、
その部位に沈着して固まってしまうという性質があります。
これを異所性石灰化と言いますが、
カルシウムを過剰に摂取すると身体中でこの反応が起きます。
特に血管内に頻発するのです。
詳しくは明日に書きますが、
カルシウム信仰の現代栄養学が、
病気を増やしていることは間違いないということです。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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