こんにちは、T.W_nicolです。
カルシウム濃度を調節するホルモンとして代表的なのは、
上皮小体ホルモンです。
いわゆる副甲状腺ホルモン、パラソルモン(PTH)とも呼ばれ、
84個のアミノ酸から成るペプチドです。
血液中のカルシウム濃度が低下すると分泌されて、
血液中のカルシウム濃度を上げる働きがあります。
パラソルモン(PTH)の受容体は骨、超、腎臓の3箇所にあり、
下記のような作用をもたらすことがわかっています。
(ちなみにホルモンは受容体がある組織や細胞にしか作用しません)
①破骨細胞を活性化して骨芽細胞を抑制することで、骨吸収を促進。
結果として骨からカルシウムとリン酸が血液に供給されます。
②腸管からのカルシウム吸収を促進します。
③腎臓でのカルシウム再吸収を促進し、リン酸の再吸収を抑止します。
(言い換えればリンを尿中に排出する働きがあります)
④腎臓におけるビタミンDの活性化を促進します。
血中カルシウム濃度の調整は、ビタミンDやカルシトニンなども関与。
これらの働きによってカルシウム濃度は適切に調整されています。
言うなればカルシウムを無理に摂取する必要がないということでもあります。
明日は上皮小体ホルモンの特性と働きをもう少し見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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