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2023/1/18 No,3451 副甲状腺とカルシウム濃度☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日からカルシウムの濃度を調整するホルモンや栄養素について書いてみます。

生物の活動にとって大切なカルシウムを体内に維持するために、

特に陸上に上がった脊椎動物はその貯蔵場所として骨を選んだわけですね。

 

貯蔵庫の骨からカルシウムを出し入れしたり、

消化管から吸収したり、

腎臓から排泄したりと、

体内外のカルシウム移動全てを厳密にコントロールするために、

ホルモンを活用するように進化しています。

 

その代表的なホルモンは上皮小体ホルモン(パラソルモン)、

ビタミンD、カルシトニンが挙げられます。

その他、副腎皮質ホルモン、成長ホルモン、エストロゲンなども影響します。

 

特にパラソルモンとビタミンDはどちらが不足しても、

低カルシウム血症を引き起こすということです。

働きで言えば、甲状腺で作られるカルシトニンは。

血中カルシウム濃度を下げるホルモンです。

 

カルシウム濃度を上皮小体で調節する理由があります。

上皮小体副甲状腺とも言われ、甲状腺の背面に隣接して存在しています。

米粒大の内分泌器官ですが、

発生学的に魚類のエラに相当すると考えられています。

 

魚は血中のカルシウム濃度が低下すると、

水中のカルシウムを取り込んで血中濃度を保ちます。

その取り込みは70%がエラ、

残りは皮膚と腸管を介して吸収していると言われています。

 

魚のエラはカルシウム感知受容体が付いていて、

そこから派生してきた人間の副甲状腺も同様です。

カルシウム濃度が低下した場合は、副甲状腺が働き、

そして上皮小体ホルモンを分泌してカルシウム濃度を調整しています。

 

副甲状腺に異常が起きることは致命的な問題です。

内分泌器官である副甲状腺は、

ホルモンの分泌を乱す成分を避けるべきです。

代表格は乳製品全般、トランス脂肪酸、肉類ですね。

 

これらの過剰はカルシウム異常を起こし、

骨粗鬆症動脈硬化などにつながるということ。

 

明日はこのホルモンについてもう少し見てみます。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

 

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