こんにちは、T.W_nicolです。
昨日は鉄の不足原因とその予防について簡単に書きました。
今日は鉄の過剰症についてです。
ミネラルにおける問題は不足とバランスの悪化、
そして過剰症です。
過剰症を注視すべきミネラルはカルシウムと鉄が主ですね。
人の身体には鉄を排出する効率的なメカニズムがありません。
一般的には粘膜や粘液に含まれる1〜2mg /日程の少量が
排出される程度であって、鉄の循環は著しくありません。
消化管から吸収される量も本来は1〜2mg /日が目安で
問題はないはずなのですが、巷の栄養学はどういうわけか、
6〜8mg /日の量を摂取すべきと提唱しています。
吸収率を掛け合わせてしまうからこその量だそうですが、
明らかに量は多く過剰症を引き起こす数値を推奨しています。
その背景にはランナーに直接鉄剤を点滴によって注入してしまうケースと、
鉄剤を経口摂取する風習があります。
前者はスポーツの世界で結果を残すためですが、
しかし結果としてランナーは造血能力を失うという事態に発展しました。
本来持っている能力を、人為的な介入によって失わせてしまうわけですね。
後者の経口摂取はサプリメントとして摂取するタイプが
ヘム鉄であるということです。
ヘム鉄は吸収率が異常に高く、過剰吸収をもたらします。
病院で出される鉄剤などは全てこれで、
私も以前知らずに服用しました。
一時の貧血症状は治まりましたが、
腸内が傷ついていたのか便が黒くなりました。
これも病院側から事前に伝えられていたことですが、
腸内が傷つき出血するから黒くなるということは教えてくれません。
傷ついた腸内から過剰に鉄は吸収されます。
本来は非ヘム鉄という吸収率が制御されるタイプを摂取すべきですが、
量が多ければそれでいいという巷の栄養学が過剰症を引き起こしているわけですね。
では過剰に吸収されてしまった鉄が
体内でどういう悪さをしているのか。
それは明日にしましょう。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
※YouTubeでも健康発信を行っています。
・ダイエットの基本習慣
・炭水化物の真常識
・油で病気を防ぐための基礎知識
・腸内環境の整え方
・アンチエイジングの大原則(見た目年齢の改善方法)
・サプリメントの選び方と摂り方
※その他、ご質問はこちらからもお受けしています。
t.wakatsuki.moss0609@gmail.com