こんにちは、T.W_nicolです。
今日は鉄の主な働きについて書いてみます。
鉄は海水中には少ないミネラルですが、
近く中には多く存在するため陸上生物が有効利用してきたことは
生物学上当然と言えることです。
錆びやすい特性を持つため鉄は
酸素など小さい分子と結合しやすい金属です。
水に溶け鉄イオンの状態になっても同じ特性で、
2価イオンと3価イオン両方の状態を行き来しやすく、
その特性から体内では電子の移動を扱う道具として利用しています。
鉄を含有したヘモグロビンで酸素を運んだり、
電子伝達系においてシトクロムが電子の授受を行う役割を担っていますが、
それは他の有機分子やタンパク質だけでは円滑に進みません。
つまり反応を早める媒体として利用される特性があるということです。
過剰になれば反応が早すぎてしまうこともあり、
先日触れてきた過剰症による重篤な症状が出てしまいます。
鉄が錆びやすいのは体内も同じ。
有効活用するには、やはり鉄も慎重に扱うべきということですね。
明日は鉄を含むタンパク質をいくつか見てみます。
マグネシウムや亜鉛と比べても鉄含有タンパク質は少ないですが、
その働きからしても欠かせないものばかりですね。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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