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2023/3/24 No,3517 鉄にもデトックス効果がある☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

昨日に引き続き、今日は鉄を含むタンパク質をいくつか見てみます。

まずはシトクロム類。

シトクロムP450と分けているのは働きの違いですが、

シトクロムの働きは主に電子伝達です。

鉄は電子移動しやすいミネラルです。

 

ヘム鉄を分子内部に含有するヘムタンパク質の一種であるシトクロムは、

生体反応に欠かせない電子伝達を担うタンパク質として

ほとんどの生物でその存在が確認されています。

シトクロムはいくつか種類があり、

生物の種類によって存在している場所も異なります。

 

少し専門的ですが、

膜結合型シトクロムは真核生物であれば、

ミトコンドリア内膜や細胞質内膜系などの膜に存在しています。

原核細胞であれば細胞膜に存在しています。

植物など光合成を行う生物では葉緑体や色素顆粒にも存在しています。

 

各所で電子伝達の役割は重要な働きで、

どの生物にも欠かせません。

比較して複雑な形態を取るシトクロムP450は、

・肝臓における解毒

ステロイドホルモンの合成

脂肪酸代謝

などに関わるタンパク質です。

 

肝細胞内の小胞体には特に多く、

一部はミトコンドリアにも存在します。

シトクロムP450も多くの種類がありますが、

約500種類のアミノ酸残基から構成されていること、

そして活性部位にヘムを持っていることは共通しています。

 

電子移動が多い特性から結合もしやすい鉄は

タンパク質の一部となってもその働きは共通するものがあります。

電子の授受や様々な基質の水酸化など、

ヘムが含まれているタンパク質は物質を素早く変化させる働きがありますね。

 

円滑に生体反応を進めるための媒体として、

鉄含有タンパク質は欠かせないということです。

 

明日は鉄の輸送や格納、回収するタンパク質について見てみます。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

 

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