FitnessCreatorのブログ

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2023/7/17 No,3632 なぜメラトニンががんを抑止するのか②

こんにちは、T.W_nicolです。

 

昨日に引き続きメラトニンががん細胞の増殖を

抑止するメカニズムについて考えてみます。

 

血管内皮細胞増殖因子(VEGF;Vascular Endothelial Growth Factor)

という物質があります。

これは血管がない部分に新たに血管を作るための

指示出しをする役割を持った糖タンパク質です。

 

アミノ酸の数や配列で数種類ありますが、

総じてVEGFと称することが多いですね。

 

まずVEGFは低酸素状態になった細胞が産生し細胞外へ分泌されます。

毛細血管の表面にはVEGFを受け取るための

血管内皮細胞増殖因子受容体(VEGFR)が存在し、

VEGFが結合することで血管内皮細胞の分裂や遊走、分化が促進されます。

結果として血管が新たに生成されることになります。

 

他にも働きはあるのですが、代表的なVEGFの働きは血管創造です。

非常に重要な働きをするものですが、

しかし低酸素状態になった細胞とはほぼがん細胞です。

メラトニンはこのVEGFの働きを抑制します。

がん細胞にとっては命綱のような存在のVEGFを抑制するのですから、

メラトニンはがん細胞にとって天敵のような存在ですね。

 

メラトニンがVEGFの働きを抑制するのは、

HIF-1αと同じくメラトニンの抗酸化作用によって

VEGFを分解する酵素を守っているからと言われています。

 

VEGFは正常な細胞の血管新生も行いますが、

主には成長期、損傷部位の治癒、子宮内膜の再生といった

特殊な状況下で積極的に働くタンパク質です。

がん細胞以外の正常な細胞がダメージを受けることはほとんどありませんね。

 

メラトニンを産生してがんを抑止する。

抗がん剤放射線治療などよりも

効果的で害が少ない方法と言えます。

 

末期がん患者を生活習慣の改善で完治させている人たちの

在り方を改めて理解するとその重要性を認識せざるを得ませんね。

明日はローキナーゼ(ROCK)についてです。

 

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

※ダイエットのポイント

・一度に多くのことをやりすぎないこと

・なぜ痩せたいのかを言語化、視覚化して忘れないこと

・痩せている自分を強烈にイメージすること

・運動不足であり、食べ過ぎであることを自覚すること

・運動よりも先に、食事の改善をする

・20:00までにその日の食事を終わらせる

・夜中に食べるなら、食物繊維が多い食事を

・食べてはいけないものを理解する

・空腹の時間を必ず1日一回は作る

・満腹になってはいけない

・早く寝て、早く起きる

・好きでなければ、長距離のランニングはしない

・運動が苦手な場合、適切な筋トレを行う

基礎代謝を上げる

 

 

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