FitnessCreatorのブログ

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2023/7/16 No,3631 なぜメラトニンががんを抑止するのか①

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日からメラトニンとがん抑制作用について書いてみます。

まずメラトニンにはがん細胞にとってマイナスな働きをします。

 

低酸素誘導因子1α(HIF-1α:Hypoxia Inducible Factor-1)、

血管内皮細胞増殖因子(VEGF;Vascular Endothelial Growth Factor)、

ローキナーゼ(ROCK)、

これらの物質の働きを抑制します。

全てがん細胞にとって都合の良い物質です。

体内においては必要な物資であっても、

がん細胞にとって都合が良いということも事実です。

 

これらの働きを抑制するのがメラトニンです。

 

今日は低酸素誘導因子1α(HIF-1α:Hypoxia Inducible Factor-1)

について考えてみます。

これは細胞への酸素供給が不足した時に発言するタンパク質です。

がん細胞は酸素が大好きですからね。

がん細胞の組織には多く発現しているものです。

 

低酸素誘導因子はいくつか種類がありますが、

HIF-1αの役割は低酸素状態になった時に核内に侵入し、

DNAの特定部分に特異的に結合してRNAに転写する過程を促進します。

 

結果として血管の新生、嫌気的解糖、

そして薬剤耐性や不死化などをコードしている遺伝子の転写が、

促進されるということ。

 

これらの物質や働きは全てがん細胞にとって都合が良いもので、

がん細胞が増殖するために不可欠な働きばかりです。

メラトニンがHIF-1αを抑制することで、

それらの働きにストップがかかります。

つまりがん細胞の増殖に歯止めがかかるということですね。

 

メラトニンがHIF-1αを抑制するメカニズムは諸説あるようですが、

メラトニンが持つ抗酸化作用によって、

HIF-1αの分解が進むというのが最も有力のようです。

HIF-1αを分解する酵素センサー・プロリル水酸化酵素(PHD)は

低酸素の際に働きを強めます。

通常の酸素状態ではPHDの働きは低く抑えられている酵素ですが、

PHDの失活をメラトニンの抗酸化作用が抑えています。

 

まりメラトニンは酵素センサー・プロリル水酸化酵素(PHD)が

働きやすい環境を作っているということ。

結果としてHIF-1αを抑制することになり、

がん細胞の働きが抑制されるということですね。

 

複雑な経路ですが、細かいところでもメラトニン

がん抑止に働いているということです。

明日は血管内皮細胞増殖因子(VEGF;Vascular Endothelial Growth Factor)

について考えてみます。

 

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

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