こんにちは、T.W_nicolです。
今日は鉄含有タンパク質について書いてみます。
鉄は結合しやすい特性がありますから、
体内で鉄単体で移動することは基本としてありません。
タンパク質の一部として働くことが大半で、
だからこそ余剰分は毒性の高いヘモジデリンや
酸化鉄へと変化して臓器を傷つけてしまいます。
まずは最も有名なヘモグロビンです。
ヘモグロビン赤血球中に含まれる赤色の物質で、
酸素を運搬する働きとして有名ですね。
ヘモグロビンの1分子中にはヘムが4分子含まれていて、
ヘムは分子内部に鉄イオン(Fe2+)を配位結合しています。
その鉄イオンと酸素が結びつくことで運搬されます。
役目を終えればヘモグロビンはヘムとグロビンに分解され、
さらにヘムは鉄とプロトポリフィリンに分解されます。
この代謝も一連の流れで無駄がないように仕組み化されているため、
赤血球もヘモグロビンも鉄も不足することなく循環されるということです。
これらの代謝に異常が起きれば鉄の運搬も正常に行われません。
それが赤血球の糖化反応だったりヘモグロビンやヘムの代謝異常だったりと、
疑うべきは鉄の摂取だけではないということですね。
持っている場合は赤血球が通る血管そのものが狭く少なくなってしまいます。
こうなれば赤血球も酸素を運ぶことができなくなっていきますからね。
あくまで貧血は鉄以外の問題も考慮するべきことです。
明日はシトクロムについて見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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