こんにちは、T.W_nicolです。
昨日は意外に知られていない牛乳貧血について書きました。
幼児から牛乳を飲ませてしまう親は多く、
病院や企業側も牛乳を積極的に飲ませようとします。
貧血以外の病気のリスクも上げますから、
決して飲ませないよう気をつけてほしいと思います。
血液検査等で鉄欠乏性貧血か確認する場合、
ヘモグロビン濃度(HGB)や
ヘマトクリット値(HCT:血球の堆積の割合)、
平均赤血球容積(MCV)、
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)などを調べて、
その量が低下していることを確認します。
そしてその裏付けとして、
血清中の鉄の量(血清鉄)と、
鉄と結合して運搬しているトランスフェリンの量を調べます。
鉄欠乏性貧血の場合、
血清鉄の低下や
鉄と結合していないトランスフェリン(UIBC:不飽和鉄結合能)が
増加することになります。
一般的に鉄のみで活動することは少なく、
鉄は何かと結合します。
結合する能力をTIBC(総鉄結合能)と言い、
鉄が不足しないようこの能力は上がるはずです。
また、貯蔵鉄の量を推定するために
フェリチンというたんぱく質を測定もします。
フェリチンは鉄を内包して貯蔵するたんぱく質です。
鉄欠乏性貧血の場合は必ず貯蔵鉄が使われて減少するため、
血液中のフェリチン量が減っていれば鉄欠乏が確認されます。
欠乏自体も問題です。
しかし鉄は一部で過剰になることも多いですね。
それが鉄剤やサプリメントです。
これらの選択方法もありますが、基本は緊急時のみ使用すべきです。
フェリチンが過剰の場合は
・ヘモクロマトーシス(鉄堆積症)
・肝炎
・白血病
・多発性骨髄腫
・心筋梗塞
などが起こりやすくなっています。
鉄は不足よりもむしろ過剰症の方が危険視すべきと思いますが、
明日はまず不足の原因とその予防法を簡単に触れてみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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