FitnessCreatorのブログ

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2023/3/18 No,3511 鉄分は再利用されるため不足しにくい☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日は鉄がどのように吸収されて、

そして体内ではどういうサイクルで動くかを考えてみます。

 

食物に含まれている3価の鉄(Fe3+)は、

小腸上皮細胞に存在する鉄還元酵素によって

2価の鉄(Fe2+)に変換されます。

そしてトランスフェリンという鉄結合たんぱく質と結合して運ばれます。

 

トランスフェリンと結合した鉄を『血清鉄』と言います。

鉄はイオン状態であれば2価でも3価でも

反応性が高い(結合しやすい)ため、

遊離の状態で体内に存在することはほとんどありません。

 

トランスフェリンと結合した血清鉄は、

骨髄で造血に利用されたり、

再び3価の鉄に戻されてフェリチンという格納式たんぱく質に包まれて

『貯蔵鉄』として肝臓に備蓄されたりします。

コラーゲンの生成などにも使用されますね。

 

そして使い道がないほどに余ってしまった鉄は、

ヘモジデリンとして異常蓄積してしまいます。

 

鉄は本来貴重なミネラルですから

再利用のシステムも構築されています。

特に鉄の含有量が高い赤血球は、

その寿命を終えると脾臓などのマクロファージに貪食されて、

赤血球のヘモグロビンは分解されます。

 

ヘムとグロビンに分解されて、

ヘムは更に鉄とプロトポリフィリンに分解されます。

その鉄はトランスフェリンに再度捕捉されて再利用されます。

 

これが鉄の大まかな体内サイクルです。

無駄が出ないようにその仕組みが整えられていますから、

過剰症の方がむしろ怖いですね。

 

昔は鉄分が過剰になることなどありませんでしたから、

排出する仕組みまでは出来上がっていません。

やはりサプリメントは慎重に、ということです。

 

明日はサプリメントに多い鉄のタイプを見てみます。

 

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

 

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