こんにちは、T.W_nicolです。
さてさて、長い筆休めは終わりにして、
今日からまたメラトニンについて考えてみます。
睡眠作用が強いホルモンとして有名ですが、
しかし免疫機能やアンチエイジングの効果が高いことが
近年の研究で明らかになっています。
今日はメラトニンが働きかける免疫細胞についてです。
先日まで書いていたように乳がんとメラトニンは深い関係がありますが、
他のがんにおいてもメラトニンは関わりがあります。
がん幹細胞や初期のがん細胞は別ですが、
ある程度増殖したがん細胞の中には
非自己と認識される細胞が生じます。
生き残るためにがん細胞が最終手段として
染色体異常やDNA変異を頻発するようになるためですね。
それらは異物として処分する対象となり、
それを担当するのが各種の免疫細胞です。
細胞傷害性T細胞(CTL)、
ナチュラルキラー細胞(NK)、
マクロファージ(Mφ(エムファイ))、
樹状細胞、
そしてこれらの細胞を活性化させるヘルパーT細胞(Th1)
などが挙げられます。
ではメラトニンはどう関わるのか。
まずメラトニンによって活性化する単球という免疫細胞です。
白血球のうち7%は単球が占めていて、
白血球の中では最もサイズが大きい免疫細胞ですね。
メラトニンによって活性化されると
マクロファージや樹状細胞に分化して、
さらには単球単体でも
腫瘍壊死因子(TNF)、
活性酸素中間体(ROI;Reactive Oxygen Intermedeate)、
一酸化窒素(NO)、
インターロイキン(IL)1及び6、
などを放出するようになります。
或いはメラトニンによって活性化されたTh1細胞が、
インターロイキン2、
インターフェロン(IFN)、
などを活性化させることで、
ナチュラルキラー細胞などの細胞性免疫の担当細胞が活性化されます。
これらは異常細胞を攻撃する細胞ですね。
その他にはメラトニンによって胸腺(Thymus)が活性化されます。
胸腺はT細胞の分化や成熟に関わる組織です。
このような連鎖はメラトニンによってその機能が向上し、
がん細胞の無効化に大いに貢献しています。
その他の菌やウイルスを撃退することももちろんですが、
やはり重要なのは外敵よりも内部で発生するがん細胞の撃退です。
明日はメラトニンによって逆に不活化される免疫細胞を見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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