こんにちは、T.W_nicolです。
20種類のアミノ酸が適切な配列で結合しているのがたんぱく質ですが、
そのアミノ酸は体内で生成するか食材から摂取するかが、
一般的な入手方法ということになります。
そしてアミノ酸はすぐに全てを使用されるわけではありません。
貯蔵されて必要な時に使用される分が常にあります。
その貯蔵領域をアミノ酸プールと言い、
細胞内に全体の9割、細胞外に全体の1割が存在しています。
細胞内に多いのはたんぱく質の生成過程で失敗した場合、
代謝されてアミノ酸に戻されてリサイクルとして使用されるからです。
細胞内に貯蔵してすぐに使える方が合理的です。
たんぱく質の生成は基本として細胞内で行われますからね。
頻繁に耳にするのはたんぱく質の摂取基準です。
60kgの人間であれば60g、
もし筋トレをしている人であれば120gのたんぱく質を摂取すべき、
という有名なあれです。
これはアミノ酸プールに貯蔵されているアミノ酸の量を度外視しています。
それは細胞内でも細胞外でも同じことが言えるもので、
その濃度は人間にとって適切な濃度になっているため乱してはいけません。
たんぱく質を上記の量毎日摂取していれば、
このアミノ酸のバランスが乱れてしまいます。
極端な摂取をすると、
たんぱく質が多いという理由で高たんぱく食材に手を出しがちです。
多くの栄養素が使用されます。
そこには溜め込んでいたアミノ酸も使用されることになるのです。
肉や卵、乳製品は社会毒が多いですからね。
含硫アミノ酸であるメチオニンは毒の代謝に使用されるでしょう。
これでは元も子もありません。
アミノ酸には桶の法則があり、
その量に合わせた量しか他のアミノ酸も活用できない、というものです。
高たんぱく食材を摂取すると体内のアミノ酸バランスが乱れます。
桶の法則に従って、貯蔵されているアミノ酸が一つでも減ってしまえば、
アミノ酸全体のバランスが乱れるということになるのです。
生成される分、貯蔵される分を考慮したたんぱく質摂取を心がけるべきでしょう。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました、また明日。
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