こんにちは、T.W_nicolです。
私たちの身体ではアミノ酸を生成し、貯蔵しています。
アミノ酸プールと呼ばれるその領域は、
基本として各種アミノ酸が一定濃度で保たれて貯蔵されています。
グルタミン、グルタミン酸、アラニン、グリシン、アスパラギン酸、
という順で濃度は保たれています。
この濃度も乱れ続けてしまうと身体の各所で弊害が起きます。
意味があってのこの濃度ということです。
グルタミンとグルタミン酸は体内ではその重要度も高く、
だからこそ体内で生成できる非必須アミノ酸に該当します。
グルタミンは小腸のエネルギーとして、
最初にグルタミン酸が生成されて、
アンモニアと結合することでグルタミンに変化します。
ここでもし、高たんぱく食材を毎日のように食べていたらどうでしょう。
グルタミン酸は体内でナトリウムと結合すればグルタミン酸ナトリウムとなります。
これは味の素という商品で一気に有名になりましたが、
強い中毒性があり体内のアミノ酸バランスを一気に乱す危険食品です。
これらが体内に日々入り続けたらどうなるでしょう。
グルタミンとグルタミン酸は互いに代謝することでその量を補っています。
どちらかが減れば片方が補うという具合に。
しかしグルタミン酸だけが体内に過剰に入ってきた場合、
身体はグルタミン酸の生成を辞めます。
体内にこれだけ入ってくるのであれば、
生成する必要がないと判断しますからね。
生命は無駄なことをしない合理性があります。
長時間大量にグルタミン酸に晒されてしまえば、
神経系に異常が起きます。
小腸のエネルギーであるグルタミンも過剰に摂取していれば、
同じ理由で体内の生成に弊害が起き、
過剰症が起きるという流れです。
アミノ酸プールだけでなく、
体内はあらゆる栄養素を一定に保つために多大な努力をしています。
私たちの身体が日々変わりなく稼働できるのは、
体内を一定に保つ作用が働き続けてくれているからです。
これを高名な方が動的平衡という概念で説明されていましたが、
私たちの身体は基本として余計なことをしなくていいように出来てはいます。
すべき対処はし続けなければなりませんが。。
アミノ酸プールに一定数が保たれている以上、
経口摂取として高たんぱく食材を日々食べ続けるのはこういう観点でもマイナスです。
動物性たんぱく食材はたんぱく質は多くても、
アミノ酸のバランスが悪いですからね。
たんぱく質という言葉につられて、
食性を間違えないようにしてほしいと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました、また明日。
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