こんにちは、T.W_nicolです。
今日も昨日引き続き油の摂り方で起きる弊害についてです。
オメガ3とオメガ6の比率について書いたときにも触れましたが、
これらの脂肪酸は摂取比率が重要。
特にオメガ6を過剰に摂取しているため、
オメガ3の量を増やすべき事態になっているのが現状です。
まず問題の一つの痛みや痒みなどを引き起こす脂溶性物質について考えてみます。
脂溶性物質の一つのエイコサノイドがあって、
プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンの総称と言えます。
これは痛みや痒み、炎症を調整する物質で、
オメガ3とオメガ6を原材料に生成されます。
誤解のないようにお伝えしますが、
痛みも痒みも、そのほかの炎症も身体には必要な反応です。
身体に何か異常が起きた際、それを知らせるために起きている反応です。
痛みを中心に伝えるブラジキニンや、
花粉症でお馴染みのヒスタミンなどもそうですね。
最近では免疫系統の異常として、
サイトカインストームという言葉が有名になりました。
インターロイキンやケモカイン、
インターフェロンなどの免疫細胞を調整する細胞の総称を示し、
白血球が分泌するそれら低分子たんぱく質の働きを調整する機能が、
オメガ3由来の生理活性物質にはあります。
コロナ以降、炎症収束性脂質メディエーター(SPM)という物質も注目されています。
オメガ3由来のレゾルビン、プロテクチン、マレシン、
オメガ6由来のリポキシンなどを指しますが、
これらも生成バランスを保つためにはオメガ3とオメガ6のバランスが大切なのです。
これだけ脂肪酸が免疫機能に影響するのですが、
機能が低下すればアレルギー症状がより強く出てしまう。
大したことない抗原に対しても過剰に反応するようになってしまいます。
アトピー性皮膚炎や喘息もこれが原因と言われています。
実際に喘息を患っていた私も、
オメガ3を積極的に摂取することで喘息は完治しました。
アレルギーは脂質の摂取で大きく改善できます。
それらの栄養療法だけでなく、
食事療法やファスティングなどが絡むことで大きな効果が期待できます。
免疫を調整する機能がある多価不飽和脂肪酸は貴重で、
わずかな量でも効果がありました。
しかしその他の脂質を摂取しすぎるせいで、
その他単糖や悪性たんぱく質、
その他毒性の強いものを摂りすぎるせいで、
オメガ3をより多く摂取しなければならないわけです。
アレルギー症状を持っている方は、
とにかくオメガ3を多めに摂ってみると良いでしょう。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました、また明日。
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