こんにちは、T.W_nicolです。
昨日はコレステロールの重要性について簡単に触れました。
今日はもう一つの誘導脂質、脂肪酸についてです。
最近ではオメガ3という多価不飽和脂肪酸が有名になり、
それに関する商品も販売されていますね。
名が知れることは望ましいですが、
間違った理解が横行するのは問題です。
不飽和脂肪酸については明日以降に書きます。
まずは飽和脂肪酸について。
乳製品のところでも触れましたが、
飽和脂肪酸は常温では固まる特性を持ちます。
分子間の結合が強く、加熱しなければ液化しないでしょう。
そして最も大切な特性は、
体内で生成できるということです。
体内で生成できるということは、
その重要性は高く且つあまり注目されないところでもあります。
例えば体内では生成できない必須脂肪酸があります。
多価不飽和脂肪酸がそれ当たりますが、
しかし体内で生成できないということは、
食材から摂取する程度の量で十分ということでもあります。
もしくはそれだけそういう食材が多かったということ。
実は体内で生成できる栄養素の方が重要度は高いのです。
飽和脂肪酸も同じです。
具体的にはパルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸などですが、
それらは体内で免疫力を向上させたり細胞の構築に使用されたります。
化粧品などにも使用されていますね。
言うまでもなく生成できなくなったり不足していたら、
身体に重篤な症状が起きるでしょう。
体内で生成できる栄養素は重要な役割をしています。
しかし、現代人はあまりにも摂取し過ぎています。
飽和脂肪酸は体外から摂取すると、
分解して代謝するのに時間も労力も栄養素も多くかかります。
もちろん最小単位まで代謝したあとは自分用に作り変えるわけですが、
それもまた労力ということですね。
だから、飽和脂肪酸は体外摂取に頼らないということがまずは前提。
自分用に自分で作った栄養素が最も適合します。
飽和脂肪酸は動物性が主体ですが、
他の生き物の脂質を摂取してもやはり作り変えが不可欠。
まずは生成している飽和脂肪酸こそ大切という前提を知ってほしいと思います。
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