こんにちは、T.W_nicolです。
昨日は飽和脂肪酸が体内で生成できるということを書きました。
だからこそ摂取し過ぎは危険で、
病気を引き起こす可能性があるということです。
今日はここについて簡単に。
体内で生成できる栄養素は、
それが最も身体に適合するということでした。
体外から、つまり食事から摂取するには、
他の生き物の脂質を摂取するということ。
これはこれで代謝が大変なのです。
飽和脂肪酸は大切な脂質ですが、
それは人間以外の生き物も同じです。
動物も植物も。
ですから摂取源が多く、
いろんな油から摂取できるでしょう。
代表的なものはバターですが、
他にもパーム油やヤシ油、
牛脂や豚脂、
そして一気に有名になったココナッツオイルがそれに該当します。
おそらく1日一回どれかは必ず食卓に上がるのでは、
と思うくらい有名な一般的な油ですね。
これらは成分比率的に飽和脂肪酸と、
オメガ6というタイプが多くを占めています。
これらは、実は2種類とも食材から摂取しない方が良いタイプです。
不飽和脂肪酸のところで詳細に触れますが、
現代人はオメガ6を過剰に摂取しています。
過剰症を引き起こすのですが、
この症状はアレルギー系であるため花粉症やアトピーなど、
現代人を悩ます身近な症状の原因となる脂質です。
つまり、これらの油を多用すれば、
最近ではココナッツオイルが注目されていますが、
おそらくその要因は中鎖脂肪酸でしょう。
ミリスチン酸やパルミチン酸が多いのですが、
結合単位が小さいため分解が早くエネルギー化しやすいことで知られています。
つまり、摂取しても代謝されやすいため、
太りにくいと思っている人が多いのでしょう。
好きで摂取するならまだしも、
身体のためと思って摂取するのは違います。
ココナッツの成分は過剰に摂取する発がん性があることも指摘されていますし、
あえて摂取する対象ではありません。
肥満者の多い海外では、
動物性の飽和脂肪酸と比べると、
植物性の飽和脂肪酸の方がカロリーも少ないため、
ダイエット食品としてウケたのかもしれません。
あくまでより悪い油の代替品というだけで、
悪い油であることは変わりないということです。
また、オメガ6が含まれているということは、
加熱して使用した場合はトランス脂肪酸に変化してしまいます。
これは絶対に避けてほしい物質ですから、
こういう意味でも避けてほしいところです。
トランス脂肪酸については今日は割愛しますが、
海外では使用を規制されている危険物質です。
19世紀で最も悪質な発明品とも言われるほど、
人体に甚大な被害を与える工業品です。
これらを踏まえると、
やはり積極的に摂取するものではないということです。
摂取した方が良い油は実は限られていて、
先に挙げたバターやココナッツオイルは摂取しないでほしいもの。
流行りにただ流されないでほしいと思います。
明日から不飽和脂肪酸について書いてみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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