FitnessCreatorのブログ

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2023/7/23 No,3638 メラトニン合成における律速酵素☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

前回メラトニンの合成における

律速段階の話に触れました。

その流れで律速酵素の話にも触れてみます。

 

律速段階とは関わる代謝反応の中で最も遅い反応、

もしくは代謝反応のスタートを決める反応です。

体内で無数の代謝反応が行われていますが、

例えばメラトニンであればメラトニンを生成するまでに

他にも多くの反応が行われます。

身体はメラトニンだけの合成のために反応を起こすほど

非合理的なことはしません。

メラトニンもあくまで数ある反応の一つで、

その途中にもその後にも多くの代謝が行われます。

 

そして数ある代謝の中で、代謝そのものが混乱しないように

タイミングを制御する働きを持つ代謝反応があるのです。

メラトニン代謝に関わる律速段階は、

一つはトリプトファンの吸収でした。

 

今日はメラトニン生成過程で起きる律速段階と、

その反応を制御する律速酵素を見てみます。

 

結論から言えばNATという酵素です。

セロトニンN-アセチルトランスフェラーゼ(NAT)という名称で、

CREBという転写因子がリン酸化されることで量産される酵素です。

 

詳細を見るとメラトニンの合成が必要になるとき、

(つまりは夜の光を認識した時)

脳内の視交叉上核から松果体に刺激を送ります。

松果体細胞に接する神経末端からノルアドレナリンが放出されて、

それをβ受容体が受け取ると

Gsたんぱく質を介してアデニル酸シクラーゼ(AC)が活性化されます。

 

結果、細胞内のcAMP濃度が上昇するとAキナーゼ(PKA)が活性化されます。

PKAの働きでヒトにおいて優勢なのは、

先に挙げたCREBのリン酸化です。

メラトニン律速酵素であるNATを増産することになります。

 

メラトニン律速酵素とその合成量の調整は、

またひとつの反応が関係しますが、

それは明日にしましょう。

 

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

※ダイエットのポイント

・一度に多くのことをやりすぎないこと

・なぜ痩せたいのかを言語化、視覚化して忘れないこと

・痩せている自分を強烈にイメージすること

・運動不足であり、食べ過ぎであることを自覚すること

・運動よりも先に、食事の改善をする

・20:00までにその日の食事を終わらせる

・夜中に食べるなら、食物繊維が多い食事を

・食べてはいけないものを理解する

・空腹の時間を必ず1日一回は作る

・満腹になってはいけない

・早く寝て、早く起きる

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基礎代謝を上げる

 

 

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