こんにちは、T.W_nicolです。
トレーナーとして人々を健康にすることに、
自分の人生を掛けようと覚悟を決めたのは自然発生的なところがあります。
大型のフィットネスクラブで働いていた時は、
いつかは自分のフィットネスクラブを運営したいと考えていました。
しかしそれもいつの間にか変わり、
目の前のお客様一人一人に向き合う働き方を望むようになったわけです。
これまで書いてきた各栄養素の概論だけではなく、
運動や休養、メンタルケアの領域においても、
一体多数で価値を提供するには提供濃度が薄くなってしまいます。
お客様となる一般の人たちは行動変容が遅い。
人間は基本として変化を嫌います。
それが命に関わることだと本能的に察知しているからです。
そもそも人間の脳は狩猟民族の時代と大きな変化はありません。
生き延びることを最優先に、
生き延びてきた人たちの子孫が我々だからです。
その時代の急激な変化は死に直結するような出来事ばかりでしたから、
安定した場にいることで生き延びる確率はかなり上がったのです。
しかし現代は違いますね。
死に直結するような場は少なく、
ほとんどが安定の場です。
人間としての機能が極端に低下します。
以前の死因は感染、事故、殺人、食中毒、
獣に襲われるなどが大半で、
生活習慣病などあり得ませんでした。
人間は今の時代にまだ身体が馴染んでいない。
となれば適度な刺激を与えて人間としての機能をあげることが求められるのです。
それに基づいた運動、栄養、休養、メンタルケアが
トレーナーが提供する価値だと私は考えています。
しつこくトレーナーの働きについて書いてきたのは、
それを改めて自覚するためかもしれません。
明日から一先ず専門的な話に戻ろうと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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