こんにちは、T.W_nicolです。
ビタミンの総論において霜降り肉や日本の野菜の問題を挙げていますが、
日本食において最も大きな損失が玄米を白米にしてしまうことです。
玄米にはビタミンだけでなくミネラルも、
糖質もたんぱく質も脂質も繊維質も全てが満遍なく含まれています。
これだけバランスが良い食材も珍しいと感じるくらいですが、
最近流行りのたんぱく質至上主義の中でも動物性食品よりメリットが大きい食材です。
しかし白米となると途端に栄養素が減ります。
糖とカロリーはほぼそのままに、
ビタミンやミネラルはほとんど失われます。
先日触れた野草の成長組織と貯蔵組織と同じで、
白米には重要な栄養素が入っていません。
白米=粕(かす)なのですから当然ですが、
味や食感、消化やフィチン酸などを理由に白米にして食べるケースがほとんどです。
ビタミンや美味しくないのが当然なのですが、
消化されやすいことも配慮する必要があります。
消化されやすい栄養素ですから、
吸収される大腸まで届かせることも難しいということですね。
ですから玄米のように紹介に時間がかかる食材と一緒に、
もしくは咀嚼によって出てくる唾液と一緒に腸内へ届かせるのです。
玄米を食べるのは嫌だけどビタミンは摂取したいという方のためか、
ビタミン強化米というのも販売されています。
しかし大半はビタミンB1とビタミンB2が添加されている程度で、
本来の玄米には程遠いだけでなく人工栄養素の添加は危険です。
概論でお伝えした通りでもありますし、
白米ではほとんど咀嚼しないため胃酸で栄養素は壊れてしまうでしょう。
わざわざ精米という行為に加えて、
人工ビタミンを添加するのは無駄でしかないと思います。
精米せずに玄米を美味しく食べる方法を取れば、
美味しいだけでなく栄養素も濃いまま食べられるのに、ということです。
白米から玄米にするだけで、
多くの病気を防ぐことができるようになるでしょう。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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