こんにちは、T.W_nicolです。
今日から葉酸の働きについて考えてみます。
葉酸の働きは大きく分けて３つです。
①DNAの合成に関わる
②ビタミンB12と協働して赤血球の生成に関わる
これが代表的なものでしょう。
まずはDNAの合成からです。
テトラヒドロ葉酸として重要な働きをします。
その働きはDNAの構成要素であるピリミジン核やプリン核の合成や分解、
ポリペプチド鎖の合成などが挙げられます。
余談ですが栄養素の呼び名はギリシャ数字が使用される事が多いですね。
参考までに1〜10までを記しておきます。
1＝モノ、ヘン（mono、hen）
2＝ジ、ド（di、do）
3＝トリ（tri）
4＝テトラ（tetra）
5＝ペンタ（penta）
6＝ヘキサ（hexa）
7＝ヘプタ（hepta）
8＝オクタ（octa）
9＝ノナ（nona）
10＝デカ（deca）
私たちが何気なく使用しているギリシャ数字も多く、
モノトーンやテトラポット、
ペンタゴンやヘキサゴンは有名ですね。
余談ですが栄養学的には重要な理解ポイントです。
葉酸でもモノグルタミン酸型葉酸とポリグルタミン酸型葉酸は働きも異なり、
ポリはギリシャ語で多めの、という意味です。
manyと同じような使い方で、ポリグルタミン酸型葉酸の方が摂取すべき葉酸です。
それも理由がありますが後日書きます。
葉酸の働きに戻りますが、
・ホルミル基（-CHO）
・ホルムイミノ基（-CH2NH-）
・メチレン基（-CH3）
など、一つの炭素原子を含む断片をドナー分子から受け取り、
それをアミノ酸や核酸を合成する際の中間体へ渡す役割があります。
一例として先に挙げたプリン核やピリミジン核の合成に、
10-ホルミルテトラヒドロ葉酸に変換されて働きます。
複雑で専門的な領域ですが、
妊婦さんが摂取すべきというのも頷けます。
明日もまた葉酸の働きについて続けます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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