FitnessCreatorのブログ

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2022/4/28 No,3186 たんぱく質の完成は小胞体で☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

昨日に引き続き今日もたんぱく質の生成についてです。

DNAからRNAへ転写し、

RNAの情報をリボソームで翻訳してアミノ酸を配列します。

 

しかし配列しただけではたんぱく質にはなれません。

そこから一本のアミノ酸の鎖を複雑に加工してたんぱく質にします。

一本のアミノ酸の鎖を一次構造、

そして二次構造、三次構造、四次構造と経て複雑なたんぱく質となります。

 

二次構造の状態をα-ヘリックスやβシートと呼ばれます。

三次構造、四次構造となると立体型の高次元構造になります。

三次構造以上ではアミノ酸が複数結合したペプチドも含まれます。

 

以前書いたようにアミノ酸には疎水性と親水性のタイプがあり、

水と反応が悪い疎水性がたんぱく質の外部にあると、

たんぱく質そのものが不安定になります。

ですから親水性のアミノ酸で外をカバーしなければなりません。

たんぱく質の構造が繊細且つ複雑なのは人間が水系の生き物であることも関わっています。

 

リボソームアミノ酸が配列されてから、

複雑な構造に作られる場所は小胞体というオルガネラです。

小胞体はたんぱく質を完成させるための器官です。

 

毎秒数万個のたんぱく質は小胞体で生成されているわけです。

正確に言えばリボソームと結合している粗面小胞体が、

主にたんぱく質の合成を担当しています。

 

リボソームと結合していない滑面小胞体は、

主にステロイドの合成や糖や脂質の代謝に関わっています。

 

この小胞体はそれだけでたんぱく質の合成という、

いわば生物としての中核を担う作業をしています。

ここにストレスがかかるとたんぱく質の生成がうまくいかず、

悪性たんぱく質が生まれてしまいます。

 

ではどういう時に小胞体にストレスがかかるのか。

これは明日にしましょう。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

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