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2022/4/26 No,3184 たんぱく質がどう作られているか☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日からたんぱく質がどのようなプロセスを経て生成されているのかを見てみます。

体内で毎秒数万個も生成されているプロセスは、

それでも決して簡単で単純なものではありません。

 

一般的にたんぱく質はDNA、RNA

そしてリボソームと小胞体を経て生成されます。

 

有名なのはDNAです。

デオキシリボ核酸の略称で、

アミノ酸配列の情報保管庫です。

平たく言えばアミノ酸をどう並べれば良いのか、

という情報です。

最初にどのアミノ酸を並べて、

どういう順番に、いくつ並べるのか。

どこで折りたたんで、どういう形にするのか、

という情報もDNAに入っています。

 

しかしかなり複雑で、

DNAの情報ではスムーズにたんぱく質を生成できません。

ですから作業員であるたんぱく質達が分かりやすいように、

簡単な説明書が作られます。

それがRNAです。

 

リボ核酸の略称で、

RNAには種類がいくつか存在します。

メッセンジャーRNAや転移RNAリボソームRNA

そしてウイルスRNAなどに分類されています。

 

特にメッセンジャーRNAが有名ですが、

その働きは平たく言えばDNAの情報が分かりやすく表示されて、

たんぱく質を生成しやすくすることです。

 

それだけたんぱく質を生成するのは複雑です。

アミノ酸の並べ方が決まったら、

その情報を塩基配列によって表示します。

DNAの情報はチミン、シトシン、アデニン、グアニンですが、

RNAはチミンではなくウラシルとなりアミノ酸の配列を決めます、

 

塩基配列は塩基の並び方でアミノ酸の配列を決めています。

例えばチミンが三つ並んでいるとフェニルアラニン

グアニンが三つ並んでいるとグリシン

という具合にです。

三つで一つのアミノ酸を決定し、

この三つのまとまりをコドンと呼んでいます。

コドンの配列がアミノ酸の配列そのものです。

 

そして細かく言えば、

RNAのコドンに対応するコドンがアミノ酸として決定されます。

塩基は常に対になっていて、

例えばシトシンはグアニンと、

そしてアデニンはウラシルと対になります。

シトシンが並んでいれば対となるグアニンが選択されて、

アデニンが並んでいれば対となるウラシルが選択されます。

 

三つ並んでコドンですから、

略号を使用して、

CUGというRNAのコドンに対して、

GACという配列が適応します。

この配列がアミノ酸を決定し、

たんぱく質へと生成されるわけです。

 

複雑ではありますが、

DNAからRNAに簡略化することを転写、

RNAからアミノ酸を決定してたんぱく質を生成させる作業を翻訳と言います。

 

この転写と翻訳をとてつもない早さで繰り返しています。

なにせ毎秒数万個のたんぱく質が生成されているのですから、

人間が人工的に同じことをやれと言われてもまず無理でしょう。

 

それだけ精密なことをしているのですから、

細胞からすれば邪魔されたくないわけです。

たんぱく質を生成するのは生命維持活動において超重要な作業。

何よりも優先したいことでしょう。

 

現代ではその邪魔をする習慣が非常に多いです。

明日はたんぱく質を生成するリボソームの働きを見てみます。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

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