こんにちは、T.W_nicolです。
今日はミネラルの働きの一つ、
生体分子の立体構造を構築している働きについてです。
ミネラルの働きも膨大過ぎて書きれませんし、
ご紹介しているからそれが最も重要という意味でもありません。
それだけはご理解いただくとして、
今日はリンや硫黄の例をご紹介します。
ウイルスを除く全生物に存在している言われる、
DNA（デオキシリボ核酸）には、
リン酸がその構造の一部として使用されています。
リン酸とは文字通りリンと酸素の結合物質ですが、
生体中のリンは殆どがリン酸の形で存在しています。
DNAも、そしてRNAも同様にリン酸によってヌクレオシドが繋げられています。
ヌクレオシドとは塩基と糖の総称で、
リン酸によって結合されることでヌクレオチドになります。
この結合は強く、高分子を形成する上で重要な楔になっています。
結合の強さで言えば、
全生物は膜によって形を成しています。
その要はリン脂質という結合組織ですが、
水と脂質の親和性を高めて物質の入れ替えを円滑に適切に行っています。
結合の強さは強いこと、
そして通すべき物質を通し、
防ぐべき物質を防ぐその精密さが重要です。
リンは遺伝子構造を強固なものにし、
細胞を覆う膜の高度と精密さを担っているミネラルということですね。
明日は硫黄の働きについて例を見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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