こんにちは、T.W_nicolです。
前回は乳糖について書きました。
今日は乳脂肪分についてです。
乳製品はダイエットの敵だと聞いたことがあるかと思いますが、
その主な原因が乳製品に含まれている脂肪分です。
乳脂肪分のほとんどは飽和脂肪酸と言われる種類で、
これはラードのように常温では固まってしまう性質を持ちます。
バターをイメージしていただければわかりやすいですが、
牛乳を飲むということはバターを飲んでいると同じです。
しかし乳脂肪分は牛乳の旨味を引き出すもので、
乳脂肪分が多い牛乳はとても美味しいわけですね。
人間の味覚にとって脂はとても美味しいものです。
ですから摂り過ぎてしまう。
チーズを摂り過ぎて太ってしまう方が多いのはこのためです。
飽和脂肪酸は体内で分解するのに時間がかかる上に、
体内で使用することがなかなかできません。
実は飽和脂肪酸は体内で使用される度合いが高いため、
体内で不足しては生命維持活動が成されなくなります。
ですから体内で生成できるように進化し、
不足することはほとんどなくなりました。
先ほど体内で使用することがなかなかできないと表記したのは、
食べ物から摂取した飽和脂肪酸は、という意味です。
体内で自分専用に作られた飽和脂肪酸の方が、
体外から入ってきた飽和脂肪酸よりも適合して優先的に使用されます。
乳製品を摂り過ぎれば飽和脂肪酸が体内に溢れて、
脂肪細胞や血管内など至る所に溜まり始めます。
酸化の促進による老化現象などが進んでしまいます。
たんぱく質が多く含まれているから、
乳製品を多く摂れば若返るなんて決まり文句には騙されないようにして下さいね。
乳脂肪分は出来る限り避けるべき栄養素です。
それでは今日はこの辺で。
明日はホルモンについて書いてみます。
ありがとうございました。
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