こんにちは、T.W_nicolです。
椅子生活による猫背姿勢は横隔膜という筋肉を拘縮させてしまいます。
それによって起こる症状を昨日は書きました。
今日は首と頭の痛みについて。
頭部と頸部という表現をしますが、
猫背姿勢になるとこの二箇所には大きな負担がかかります。
頭部は大体4〜5kgくらいの重さがあると言われています。
個人差はあれど、その重さが頸部やさらに下にある脊椎
(胸椎や腰椎などの背骨)に負担がかかります。
二足歩行に進化した人類は、
頭部の重さを常に頸部が支えられるように進化しています。
ところが猫背になり頭部が前に傾いてしまうと、
頸部に掛かる負担が増してしまいます。
仮に頭部が4.5kgあるとして、
もし猫背により頭部がたった5㎝前に傾いただけでも、
なんと頸部に掛かる負担は13.5kg分くらいと言われています。
高齢の方は7.5cmも頭部が前に傾く方がいらっしゃいますが、
その場合頸部への負担は18kgを超えると言われています。
猫背姿勢で固定されてしまった場合、
座っていても立っていてもその負担が
頸部に掛かり続けるということ。
これがどれほどの負担なのか想像できますでしょうか。
13.5kgの重さを、仮に手で持ってみると良いでしょう。
かなり重いです。
それを毎日首が支えているとなると、
首そのものが硬くなり、結果として肩や腰に大きな痛みが出てしまいます。
猫背姿勢は近年幼い子供達にまで広がっている症状です。
高校生で猫背から脱却できないレベルに陥っている子も珍しくありません。
座っている時間の長さは、確実に身体を蝕んでしまいます。
偏頭痛、四十肩、寝違え、頸椎ヘルニアといった
症状が一気に出てしまうこともあるでしょう。
少なくとも椅子に座る姿勢を、
猫背にならず身体を起こした状態で保ってほしいと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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