こんにちは、T.W_nicolです。
昨日に引き続きマグネシウムがエネルギーの生成に関与する事例を見てみます。
炭水化物を中心に嫌気的エネルギー生成を行う方法に加えて、
たんぱく質や脂質をもとに好気的エネルギー生成を行う方法でも、
マグネシウムは深く関与しています。
好気的とは酸素を使用するということで、
酸素を消費して二酸化炭素と水を放出するクエン酸回路という反応で
エネルギーを生成しています。
この回路を回すために、まずチアミンピロホスファターゼによって
酸化性脱炭酸反応が起きます。
エネルギー生成にはビタミンB1というイメージが強いですね。
しかしチアミンピロホスファターゼは
マグネシウムがなければ活性化しないため、
その働きはマグネシウム不足だと十分とは言えません。
さらには脂肪酸を分解するチオキナーゼ、
アルカリホスファターゼ、ピロホスファターゼなどの酵素も、
マグネシウムなしに活性化はしません。
エネルギーを生成する際に極めて重要な酵素です。
マグネシウムを多く摂取すると運動のパフォーマンスが上がったり、
筋痙攣や心筋梗塞などの突発性の症状が抑えられるのはこのためですね。
その他にもマグネシウムによって活性化される酵素がありますが、
それは明日にしましょう。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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