こんにちは、T.W_nicolです。
今日からマグネシウムが生体で使用される重要度について、
具体的な働きと一緒に見てみます。
不足してしまう要因や不足すると起きる症状、
マグネシウムの働きの概要などに触れてきましたが、
全生物、全生体においても重要度は高く、
地球上の生物進化の過程で光合成というメカニズムが出現していて以来、
生物圏、あるいは生態系の秩序形成にまでマグネシウムは深く関与しています。
それは植物の葉緑素です。
正確にはポルフィリン骨格にマグネシウムをキレート結合した葉緑素です。
葉緑素は二酸化炭素と水と光エネルギーから炭水化物を生合成し、
そして酸素を作り出しています。
植物は炭水化物を作り出し、細胞内のミトコンドリアにおいて、
マグネシウムに依存した酸化的リン酸化反応によって効率よく
エネルギーを取り出して植物の成長や生命の維持を行なっています。
もちろん植物体に限らず、それを食料とする
全ての動物体の細胞にも共通した機能です。
動物の体内では二つの方法でエネルギーを取り出しています。
酸素不要とするエネルギー代謝方法ですが、
それを営むホスホキナーゼという酵素はマグネシウムを必要とします。
植物がエネルギーを生成する方法にも、
動物が酸素を使わずにエネルギーを生成する方法にも、
マグネシウムは必要ということですね。
明日は動物が酸素を用いてエネルギーを生成する方法について書いてみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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