こんにちは、T.W_nicolです。
今日からマグネシウムというミネラルについて書いてみます。
カルシウムについてこれまで書いてきましたが、
マグネシウムとカルシウムはセットで捉えられることが多い、
いわばブラザーミネラルとして考えるべき重要なミネラルです。
カルシウム同様にマグネシウムは生命維持活動の根幹でもある、
代謝(物質変換の全て)を司るミネラルです。
いかなる細胞も必要なミネラルで、
『生命の火花』とも言われるかけがえのない栄養素です。
マグネシウムは全細胞に作用して多種多様の代謝に関わっていて、
微細なレベルで身体全体を安定させる働きがあります。
血管を拡張し、筋肉の痙攣を抑え、炎症を沈めて、エネルギー消費を効率化します。
カルシウムは濃度が重要ということを何度も何度も説いてきましたが、
そのカルシウムが細胞内外を出入りするためには、
カルシウム・チャンネルを通らなければなりません。
そのカルシウム・チャンネルを厳しく守り制御しているのが、
マグネシウムなのです。
マグネシウムは細胞内の濃度を、
カルシウムの10000倍に保っています。
つまり細胞内にはカルシウムの10000倍の量のマグネシウムがあります。
カルシウムが必要になればマグネシウムがチャンネルを制御して、
必要な分のカルシウムを細胞内に流入させます。
もちろんカルシウムがその働きを細胞内で終えたら、
すぐさまマグネシウムによってチャンネルから細胞外へ流出させます。
この作業が円滑でなければ、カルシウムが細胞内に残ることになります。
細胞内外のカルシウム、マグネシウムの濃度が乱れてしまえば、
血管系、アレルギー系の重篤な症状が現れます。
マグネシウムは天然の薬のような働きをしているということですね。
明日もマグネシウムの働きやその重要性を見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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