こんにちは、T.W_nicolです。
昨日までビタミンDを中心にサプリメントの注意点を書きました。
水溶性ビタミンであるビタミンB郡とビタミンCは、
その吸収率や使用率が殊の外上手くいかないことが多く、
大量摂取によって賄い治療するケースもあります。
対して脂溶性ビタミンはサプリメントによる摂取が別の意味で難しく、
ビタミンDのように活性型のカルシトリオールを摂取してしまうと、
過剰症を引き起こすことになります。
摂取方法を理解する上でも、
脂溶性ビタミンにおいても概論に触れてみたいと思います。
働きや摂取方法、不足や過剰による症状を理解することで、
病気を未然に防ぐことができるというわけです。
今日からビタミンAの概論を書きます。
ビタミンAが最初に発見されたのは1913年、
アメリカのエルマー・ヴァーナー・マッカラムが、
バター、または卵黄の脂肪の中にネズミの成長に不可欠な成分を発見しました。
翌年その成分の抽出に成功し、
油溶性Aと命名しましたが、
その成分の本体がビタミンAでした。
ビタミンAは総称で、実際には複数の種類存在します。
・レチノール(Retinol、ビタミンAアルコール)
・レチナール(Retinal、ビタミンAアルデヒド)
・レチノイン酸(Retinoic Acid、ビタミンA酸)
※この三種類はビタミンA1と呼ばれています。
そして上記三種類の3−デヒドロ体、つまり
・3−デヒドロレチノール
・3−デヒドロレチナール
・3−デヒドロレチノイン酸
が主なビタミンAですね。
その他にもレチニルエステルなどの誘導体や、
有名なところではβ−カロテンなどの前駆体なども知られています。
あくまでビタミンAは総称であって、
レチノイドとも呼ばれています。
レチノイドは網膜を意味するretinaに由来するもので、
その働きが起因しています。
血中にあるビタミンAのほとんどはレチノールで、
体内では使用される場所とその働きで形態が変わります。
レチノールの形で運ばれて、
働く際はレチナールとレチノイン酸の形で使われます。
レチナールはロドプシンに変換されて目で使用されます。
レチノイン酸は各種細胞の核内受容体に結合して生理活性を促します。
詳細は後日触れますが、
まずは基本としてビタミンAが総称であることが理解できればと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
※ダイエットのポイント
・一度に多くのことをやりすぎないこと
・なぜ痩せたいのかを言語化、視覚化して忘れないこと
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