こんにちは、T.W_nicolです。
今日も昨日に引き続きビタミンB6の働きについて書きます。
その働きは大きく分けて4つです。
②尿素の生成
④その他の働き
連鎖している点が多いのですが、
この働きは比較的強度の高い運動をする時や、空腹時に働きます。
その状態ではグルコースが不足するので、
ケト原性や両原性と区別されますが、
糖原性アミノ酸が最も種類が多いですね。
それだけ糖新生の機会が多かったというのが生物の進化の過程で証明されています。
ビタミンB6が不足すればグルコースの生成ができなくなることを意味します。
糖新生の際ビタミンB6は、
糖原性アミノ酸からアミノ基を外してα-ケトグルタル酸に変換する時の、
ピリドキサールリン酸(PLP)として働きます。
α-ケトグルタル酸はスクシニルCoA、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸へと代謝されて、
糖新生へと回されていきます。
そして②の尿素生成も運動時や空腹時で働く経路で、
解糖系によって生じたピルビン酸がオキサロ酢酸に変換されます。
オキサロ酢酸への変換はビオチンが必要になりますが、
それはまた後日。
オキサロ酢酸から尿素を生成するにはアスパラギン酸へ代謝する必要がありますが、
このプロセスにビタミンB6が必要です。
尿素の生成の材料になるかということですね。
これら2つの反応はクエン酸回路や解糖系を中心とした反応の一部です。
明日は③と④について書いてみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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