こんにちは、T.W_nicolです。
昨日に引き続きパントテン酸に働きについて書きます。
パントテン酸の働きは主に3つ、
①エネルギー産生系に関わる補酵素A
②それ以外の系に関わる補酵素A
③アシルキャリアプロテイン(ACP)の構成成分として
というものでした。
①と②は補酵素A(CoA(コエー、コエンザイムエー))という形状で類似し、
エネルギー産生系や神経系や呼吸器系でその力を発揮しています。
今日は③の働き、アシルキャリアプロテイン(ACP)の構成成分としてのそれを見てみます。
アシルキャリアプロテインには補因子として、
4-ホスホパンテテインが使われています。
これはパントテン酸を原料に作られている物質ですね。
昨日アセチルCoAの働きにコレステロールの合成を挙げましたが、
アシルキャリアプロテインは脂肪酸を生合成するために必要なたんぱく質です。
ここでもやはり物質生成という代謝反応に深く関わるということ。
脂肪酸は大切なエネルギー源でもあり細胞膜原料でもあり、
その他諸々の局面で使用される重要な物質です。
体脂肪のことばかり気にしているとマイナスなイメージがありますが、
脂肪酸が不足することは生命維持活動に支障が出ます。
パントテン酸はそれだけ不可欠な栄養素ということですね。
まとめとしたパントテン酸が欠乏、不足すると起きる症状を書きます。
数多くの代謝反応に関わるため全身的に影響が出てしまいますが、
・成長停止
・体重減少
・皮膚炎
・脱毛
・頭痛
・末梢神経障害
・副腎障害
・腸炎
などが起きやすいとされています。
分類すると、
①細胞のエネルギー不足によるもの
だるい、疲れやすい、怒りっぽい、居眠りや不眠
②アセチルコリン不足によるもの
③ステロイド合成能力の低下によるもの
④結合組織の合成能力低下によるもの
傷の治りが遅い、シワやシミが増える
身近な症状で言えば上記が挙げられます。
パントテン酸というと馴染みのないビタミンですが、
非常に重要な栄養素です。
不足しないように心掛けてほしいものです。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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