FitnessCreatorのブログ

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2022/4/15 No,3173 高たんぱく質食材の摂取は余計なこと☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日もたんぱく質の話です。

たんぱく質を多く摂る、という行為は危険です。

その理由を少しずつ説明します。

 

前回は、たんぱく質は必ずアミノ酸まで分解されてから、

自分の身体に適合したたんぱく質に改めて生成し直されます。

それが同じ機能のたんぱく質であっても、

それでも一から作り直すというプロセスは必要です。

 

しかしたんぱく質ばかり摂ってしまえば、

余計なたんぱく質を除去したり修正したりが間に合いません。

それではβ-アミロイドのような悪性たんぱく質が過剰に生まれてしまいます。

 

人間の細胞には、およそ80億個のたんぱく質が存在すると言われています。

もちろん各細胞で異なりますが、夥しい数のたんぱく質が、

たった一つの細胞の中に存在しているのです。

 

そして細胞の数もまた、夥しい数ですね。

一般的には60兆個、最近では37兆個や100兆個といった見解もあります。

つまりは膨大な数の細胞があり、

その一つ一つに80億個のたんぱく質が存在するのです。

 

そして種類でいえば数万種類と言われます。

2万から5万種類と言われていますが、

それでも夥しい数ですね。

 

天文学的な数のたんぱく質が、

私たちの身体の中には存在しています。

もちろんそれは、それだけ重要で必要だからです。

 

人間だけでなく生命はいつだって合理的で、

不要と判断したらすぐにでも退化させてしまうのです。

無駄な機能を兼ね備えていられるほど、

生きているということに余裕は持てないのです。

 

それでもたんぱく質がそれだけ作られています。

一見するとかなりの数ですが、

実は確率でいえば種類としてそれほど多くはないことがわかります。

 

たんぱく質には定義があります。

20種類のアミノ酸が多種多様な形態でペプチド結合した高分子窒素化合物、

という定義が。

 

そして結合数するアミノ酸の数は、

100個〜500個と言われています。

100個のアミノ酸が結合しているたんぱく質もあれば、

500個のアミノ酸が結合しているたんぱく質もあるのです。

 

つまり、20種類のアミノ酸と、

100〜500までの配列がある。

理論上は100の20乗、101の20乗、102の20乗、、、499の20乗、500の20乗、

これらの総数のたんぱく質を生成することができるのです。

 

それこそ天文学的な数です。

 

しかし実際には数万種類しか体内にはたんぱく質は存在しません。

作れるだけ作るなんて余裕は、

生命にはありませんから本当に必要なたんぱく質だけを生成しています。

 

その数万種類のたんぱく質はいわばエリート中のエリート。

必ずその存在価値があって生成されているのです。

 

生成するには労力もかかります。

たくさんのエネルギーが必要です。

そうまでして生成しているのですから、

やはり自分用に生成したたんぱく質が最も適合するのです。

 

この精度は規格外のもので、

人工的に意図して生成できるレベルではありません。

決して人類には真似できないレベルと言えます。

 

たんぱく質の生成を自由に調整できるのであれば、

それこそ病気になんかならなくなります。

免疫細胞が少ない人にはそれを作ればいいし、

病気の原因になるたんぱく質の生成は抑えればいい。

 

しかしそれが出来ない。

だからこそ、たんぱく質の生成や代謝、分解を邪魔してはいけないのです。

たんぱく質においては、余計なことをしない。

 

これが鉄則です。

そして、高たんぱく食材の摂取は、

たんぱく質の生成にも代謝にも分解にも、

ただ邪魔なだけなのです。

 

まずはこの事実を理解してほしいと思います。

明日ものこの続きと、

たんぱく質代謝そのものについて書いてみます。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

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