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2023/4/29 No,3553 腕ではなく肩甲骨☆

こんにちは、T.W_nicolです。

 

今日は肩甲骨周辺のエクササイズをご紹介します。

本来なら画像や動画でお伝えするのが望ましいですが、

今はまだ文章でお届けします。

 

肩甲骨はあくまで骨の名称です。

拘縮するのは筋肉や筋膜、

靭帯や神経などですから肩甲骨の周辺の組織だと考えてください。

それでも肩甲骨とイメージすれば動かしやすくなりますので。

 

まず肩甲骨周辺が硬くなる場合、

肩甲骨の動き全てがうまくいきません。

専門的ですが、肩甲骨は

外転・内転

挙上・下制

上方回旋・下方回旋

という6つの方向に動くように出来ています。

まずは小さくともこの動きを全て行うことです。

 

どの動作も筋肉や筋膜、靭帯、神経が密接に絡んでいて、

一つの動作だけを鍛錬すると負荷が大き過ぎることがあります。

肩甲骨の周辺組織は比較的小さく、負荷に弱い部位があるため、

過剰に負荷をかけないためにまずは全体運動から始めるべきですね。

 

これが股関節との違いと言えます。

股関節ももちろん屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の

全ての動きを鍛錬すべきですが、

デスクワークの方は極端に屈曲伸展動作が減っているため、

まずはその機能から回復させます。

筋肉自体も非常に大きく強いため、

運動不足の人が最初から動かしても問題はないでしょう。

 

肩甲骨を動かすとなると、

まずイメージしてしまうのが肩回しです。

肘を曲げて身体の横に円を描くように大きく回す、

これが多くの人たちがイメージしやすい肩回しでしょう。

決して間違っていませんし、これは大切な運動です。

 

しかしデスクワークで肩甲骨周辺組織が硬くなっている場合、

それを行うと適正可動域を超えて動かしてしまう可能性があり、

結果としてケガに繋がることもあります。

 

今の肩回しは正確に言うと肩甲上腕関節の運動です。

肩甲上腕関節は先に挙げた動作とは異なり、

屈曲・伸展

外転・内転

外旋・内旋

水平屈曲・水平伸展

分回し運動

と少し複雑な動きをします。

肩甲骨とリンクする動作ですから

肩甲骨周辺の組織も充分に使うのですが、

しかしここが問題です。

 

腕を大きく動かすことに人間は慣れています。

肩甲骨を動かせと言われれば、きっと腕をたくさん動かすでしょう。

それだけ神経経路が偏っているのが普通で、

しかし硬く拘縮しているのは肩甲骨の周辺という

矛盾を抱えているわけです。

 

ですから腕ではなく、肩甲骨を動かすという意識が重要なのです。

わざわざ肩甲骨を動かすと表記するのはこれが理由です。

 

肩甲上腕関節ではなく、

肩甲胸郭関節(肩甲骨)を動かす。

まずはこの意識からです。

 

長くなりましたので、

具体的なエクササイズは明日にしましょう。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

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