こんにちは、T.W_nicolです。
先日はATPという物質がマグネシウムによって使用できるようになる、
という旨を書きました。
ATP-Mg2+という表記が正式です。
生物はエネルギーが必要になった際、
エネルギーを必要とする物質とATPを近づけます。
物理的距離を近づけるのですが、
これはシンプルにエネルギー伝達が速やかに円滑に行われるからですね。
そして物質とATPの間を取り持つのが
マグネシウムイオンということです。
マグネシウムは物質と結合するための腕となる部位が存在します。
配位結合や共有結合などで他の物質と結合し、
エネルギーの伝達を円滑に行うサポートをしています。
ちなみに細胞内に豊富にあるという点で共通の
カリウムイオン(K+)は結合する能力に乏しいため、
残念ながらマグネシウムの代わりはできません。
化学的にはいわゆる八面体型六配位錯体と呼ばれ、
マグネシウムは4配位、5配位、6配位のそれぞれを取れます。
つまりエネルギー伝達のために多くの物質と結合が可能ということ。
この特性はマグネシウムにしかないもので、
身体の至る所でマグネシウムが使用されることも納得です。
明日は実例をもう少し詳しく見てみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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