こんにちは、T.W_nicolです。
昨日は葉酸の働きを書きました。
葉酸の働きは大きく分けて3つです。
①DNAの合成に関わる
②ビタミンB12と協働して赤血球の生成に関わる
どれも重要な働きですから、
葉酸が欠乏すれば危険な症状にまで繋がります。
葉酸が欠乏してまず最初に影響を受けるのは、
DNAの合成が上手くいかないという点です。
特に短期間で多くのDNA合成を必要とする骨髄中の造血細胞や、
舌、消化管の粘膜細胞に最初に影響が出てしまいます。
結果として巨赤芽球性貧血や免疫力低下、
舌炎、口内炎、消化管機能異常が起きてしまいます。
そして昨日も書いたように、
葉酸はホモシステインからメチオニン代謝する際に働きますから、
その他には、肌荒れ、神経障害、
妊娠期の胎児の神経管閉鎖障害などの発祥リスクが上がります。
心臓病や大腸ガン、子宮頸がんやアルツハイマー型認知症を含めた認知症リスクまで、
引き上げてしまうという報告もあります。
これだけ重篤な症状が起きやすいことは古くから知られているもので、
巷では葉酸を多く摂取すべきという指導もなされています。
葉酸を不足させないことは重要ですが、
しかし手当たり次第に摂取することも危険です。
明日は葉酸の過剰症について書いてみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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