こんにちは、T.W_nicolです。
今日は空腹の時間は健康法であるということを説いてみます。
断食道場などをダイエット目的で利用するのは、
実は非常に危険です。
食事改善をする目的で少食の生活をするならまだしも、
固形物を食べないで水だけでダイエットに望むのは危険ですね。
あくまで食べないのは健康法であり、
体脂肪を落とすダイエットには不向きなのです。
前回ファスティングのダイエット効果について触れましたが、
食性を変えることを前提にしています。
ただ食べないという習慣をいきなり送ると、
立ちくらみや目眩など不定愁訴の症状を起こす可能性が高いです。
水だけで断食している人が幻覚を見るケースもあります。
脳の異常ということなのですが、
空腹時間が長いと体内の糖が減り脂肪酸をエネルギー源として代謝し始めます。
この過程で生まれる脂肪酸に、
アセトンやアセト醋酸、β-ヒドロキシ酪酸などがあります。
これらの総称をケトン体と言い、糖質制限や断食を長期続けると多く産出される成分です。
これが実は曲者です。
ケトン体ダイエットという言葉を聞いたことがあるでしょう。
ケトン体を中心にエネルギーを生産すれば、
筋肉の分解は抑えられて体脂肪は減りやすい、
という理論をもとにしたダイエットです。
たしかに余計な糖類を制限すればそれも可能でしょうが、
しかしケトン体は血液脳関門を通ることができるため、
ケトン体のまま脳に入ると脳に悪影響を及ぼします。
本来は脳以外の部位(骨格筋や心臓、腎臓など)で、
エネルギーとして利用されるものですから、
脳では使用できないのです。
これが脳内に溜まると厄介で、
場合によっては幻覚など見せることもあるのです。
大概はふらつきや目眩、立ちくらみで収まりますが。
ケトン体が血液脳関門を通り脳内に溜まるのは確かに稀です。
しかし、断食道場のようなところで無理に食べない習慣を行うとその可能性が出てきます。
なぜか。
ケトン体を代謝するには、マグネシウムや水溶性ビタミンが必須です。
私が推奨するミネラルファスティングであれば、
加えて良質な塩や梅酢などで血圧も調整します。
しかし、ただ食べないだけでは明らかに栄養素が不足した状態です。
修行と称して水だけの断食をすると幻覚が見えるのは、
おそらくケトン体が脳内に溜まりすぎた結果です。
ダイエット目的で行う水だけの断食をしても、
リバウンドなどだけでなく不健康になる可能性が高いです。
もしダイエットをするなら、
下記に記したダイエットのポイントを参考にしてほしいと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
※ダイエットのポイント
・一度に多くのことをやりすぎないこと
・なぜ痩せたいのかを言語化、視覚化して忘れないこと
・痩せている自分を強烈にイメージすること
・運動不足であり、食べ過ぎであることを自覚すること
・運動よりも先に、食事の改善をする
・20:00までにその日の食事を終わらせる
・夜中に食べるなら、食物繊維が多い食事を
・食べてはいけないものを理解する
・空腹の時間を必ず1日一回は作る
・満腹になってはいけない
・早く寝て、早く起きる
・好きでなければ、長距離のランニングはしない
・運動が苦手な場合、適切な筋トレを行う
・基礎代謝を上げる
※YouTubeでも健康発信を行っています。
・ダイエットの基本習慣
・炭水化物の真常識
・油で病気を防ぐための基礎知識
・腸内環境の整え方