こんにちは、T.W_nicolです。
昨日はたんぱく質に含まれる窒素について書きました。
特に動物性たんぱく質に多いのですが、
過剰に摂取すれば過剰症を起こすのでした。
今日は高たんぱく質の弊害についてもう一つ。
それはミネラルバランスが悪い、ということです。
ミネラルバランスとはもちろんミネラルが含まれている量のバランスを示しますが、
乳製品でマグネシウムとカルシウムのバランスについて書いたことと理論は同じです。
動物性たんぱく質を多く含む肉、卵、乳製品は、
ミネラルバランスが悪いことが知られています。
ここでは魚の問題点も同じように取り上げてみますが、
肉、卵、乳製品とは違い悪性の脂質は少ないため、
避けるべき食材としては取り上げていませんでした。
しかし日本では一番食べられているマグロは、
ミネラルバランスが悪い食材なのです。
まずミネラルにおいてバランスが大切なのは、
カルシウム、マグネシウム、リンの三つです。
これらのバランスが1:1:1であることが望ましいのですが、
高たんぱく食材はこのバランスが悪いものが多いのです。
の食生活を推奨している人は多く、
有名なビルダーやトレーナーでも実践している人も多いでしょう。
しかし、これは食材を三大栄養素でしか見ていません。
以前も書きましたが、三大栄養素は大切である分、
体内で生成することができる仕組みを持っています。
ですから三大栄養素を多く含む食材を食べる場合は、
三つのバランスが均等になっていることが望ましい。
高とか低とかの量で判断してはいけないものです。
大切なのは質です。
ミネラルも質が大切なのですが、
今回は量のバランスを見てみます。
先に挙げたマグロは、カルシウムやマグネシウムに比べて、
リンが異常に多いです。
リンの過剰症を引き起こしかねないほどに。
そしてビルダーもトレーナーも大好きな鳥のささみですが、
カルシウムが少なく、リンがやはり異常に多いのです。
万能食材と言われている(実際は全く違いますが)卵も、
卵黄にはリンが異常に多く、そしてマグネシウムが少なすぎます。
乳製品は言うまでもなくカルシウムが多く、
マグネシウムが少なすぎます。
つまり高たんぱく食材はそのほとんどがミネラルのバランスが悪い。
たんぱく質は多く含まれているでしょうが、
ミネラルという大切な栄養素を体内で乱すことになります。
ミネラルバランスの悪化がその要因として挙げられます。
ボディビルダーが短命なのは当然の結果ということです。
いずれは動画にて資料と共にお伝えしたいと思いますが、
まずは肉、卵、乳製品はミネラルという観点でも、
身体に良いという理由で食べるのは絶対に避けてほしいと思います。
それでは今日はこの辺で。
明日は高たんぱく食材が含む脂質について書いてみます。
ありがとうございました。
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