こんにちは、T.W_nicolです。
前回から高たんぱく食材について書いています。
肉や卵、乳製品の摂取を勧める人たちが多いのですが、
それはたんぱく質の含有量を見てのことでしょう。
体内で自分用に生成されたタイプが最も適合します。
ですから他の動物のたんぱく質を外から摂取しても、
必ずアミノ酸まで分解して作り直しをします。
コラーゲンのサプリメント摂取してもコラーゲンが増えるわけではない、
というのは有名ですね。
コラーゲンもたんぱく質の一種ですから、
やはり自分用に生成されることが最も大切ということ。
では外部から他の動物のたんぱく質を摂取するデメリットは何があるのか、
ということです。
それはたんぱく質の定義に関わります。
たんぱく質は、
20種類以上のアミノ酸がペプチド結合してできた高分子窒素化合物、
という定義があります。
例外はあれど、基本として高分子窒素化合物であることは間違いないようです。
つまり、窒素が含まれているということ。
窒素は人間の身体を形成する元素において、
炭素、酸素、水素について多い物質で、
主要4元素の一つになりますから身体には不可欠な物質です。
しかし窒素に炭素、酸素、水素とは違い若干の毒性があります。
その毒性は時として必要なものではありますが、
過剰に摂取してしまうとやはり過剰症が起きてしまいます。
元素の過剰症は臓器への負担となり、多臓器不全の原因にもなります。
動物性たんぱく質には窒素の含有量が多く、
植物性たんぱく質と比べても際立っています。
肉、卵、乳製品(巷ではMEC食材と呼ばれています)には、
この窒素が非常に多く、体内で分解するのに大変な労力を伴います。
労力というのは、
代謝するのに貴重なビタミンとミネラルを使用し、
たんぱく質を生成するのは代謝酵素と言われるタイプのたんぱく質ですから、
(酵素の詳細は後日書いてみます。)
焼肉を食べた次の日に身体がダルくなる人がいるのは、
消化酵素を無駄遣いされたため代謝酵素が働きにくくなっているからです。
そうまでして動物性たんぱく質を摂取する必要があるのか、
ということですね。
炭水化物を減らしてたんぱく質を摂るように勧める人は、
たんぱく質の毒性を理解していません。
私がいるフィットネ業界はたんぱく質を勧る人が異常に多い。
筋トレが終わったら肉を食べろ、
などとズレた指導をしている人をとにかく多く見かけます。
動物性たんぱく質の毒性は窒素に止まりませんが、
まずはたんぱく質の根本を理解してほしいと思います。
それでは今日はこの辺で。
明日は高たんぱく食材のミネラルバランスについて書いてみます。
ありがとうございました。
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