こんにちは、T.W_nicolです。
昨日は身体を活性化する方法として、
寒冷、温熱の刺激、空腹、そして恐怖体験について書きました。
実は空腹が一つのポイントになっています。
たんぱく質は毎秒で数万個も生成されて、
一つの細胞に80億個ものたんぱく質が存在しています。
必ず生成に成功する保障もなく、失敗も相当数です。
古くなったたんぱく質もあり、
破壊されてしまったたんぱく質もあります。
それらを修復したり、掃除したりするたんぱく質がいます。
修復を担当するシャペロンたんぱく質や、
掃除を中心に行うユビキチン・プロテアソームや、
オートファジーという機能があります。
古くなった細胞ごと排除するアポトーシスという機能もあります。
これらはたんぱく質が身体の中で溢れないための機能です。
病気を引き起こさないために非常に大切で、
不要なたんぱく質が溢れることで起きる病気は全て重篤なものです。
これらの機能はそれぞれが特徴がありますが、
共通する性質があります。
それが、空腹状態でこそ最も機能を発揮する、ということです。
消化液と理解してもらってもいいですが、
食べ物が口から入ってきた場合、
まずは真っ先にそれを消化、吸収、代謝、排泄という流れに乗せます。
これらの営みを栄養と言ったりしますが、
優先的に行わなければ体内で腐敗してしまうからです。
消化酵素が働いている時、
つまり、満腹で食べ物が胃腸にある時は消化酵素がメインで働き、
しかし、空腹時は消化酵素が最小限の働きをして、
これらの特徴を踏まえた治療術を断食、
もしくはファスティングと言います。
私も専門的にファスティングを指導していますが、
空腹を活用することで体質すら改善する効果があります。
不要なたんぱく質を体内から排出したり、
たんぱく質の生成も、代謝も、全て代謝酵素が行なっているのです。
明日はこれらについて、
シャペロン機能を元に説明してみます。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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