こんにちは、T.W_nicolです。
今日から5月に入ります。
いつもの流れと少し変えて、
今日だけ季節柄のお話をしてみます。
私は今小さなフィットネスクラブで働いていますが、
お客様の多くが3月〜4月は体調を崩します。
風邪をひくというわけではなく、
頭痛やダルさ、冷え、腸内環境の悪化や睡眠障害など、
症状自体は軽くとも様々なそれが重なり合って出ています。
時期的なもの、というのが最も近いかと思います。
一般的に2月までは寒さに対応するために代謝は上がります。
意外に思われるかもしれませんが、
最も代謝が高いのは夏ではなく冬です。
言うなれば痩せやすいのも、原理からすれば冬ですね。
人間は長い年月、進化の過程で寒さと飢えとずっと戦っていました。
今でこそそれに困らない世界になりつつありますが、
細胞自体は寒さと飢えへの適応能力が最も高いままです。
ですから寒い時期まではとにかく身体は頑張っているのです。
しかし、徐々に暖かくなるにつれて身体は代謝を下げます。
体温を調整する必要も徐々になくなり、
過ごしやすい気温になれば身体は頑張らなくなるのです。
いわゆる不定愁訴と呼ばれる症状が出やすくなります。
人間は変化に適応するのに時間が必要です。
生きているだけならまだしも、
誰もが家事や仕事などやらなければならないことに追われます。
今では動かない人が増えていますからね。
動かないということは刺激がないということ。
刺激がなければ人間は代謝を上げることができません。
今までは寒さがその刺激になっていましたが、
季節が変わればそれがなくなります。
ですから自ら刺激を与えないと、
代謝が下がってしまうのです。
代謝とは体内で起こる物質変換です。
エネルギー源となるATPを生成することも、
たんぱく質を生成することも、
不要なものを排除することも、
全てが代謝です。
その機能が低下することは、
身体全体の機能が低下するということ。
季節の変わり目で出てきてしまう症状はこれが原因です。
いわゆる五月病もその一種ですが、
それは明日に続けましょう。
※YouTubeでも健康発信を行っています。
・ダイエットの基本習慣
・炭水化物の真常識
・油で病気を防ぐための基礎知識
・腸内環境の整え方